auカブコム証券でIPO当選後の購入申込方法、注意点
IPOは一般の株式と異なり、上場日前に抽選が行われます。証券会社によってIPOの抽選システムが異なるため、当選後の手続きにも差があります。
auカブコム証券ではブックビルディング申込、購入申込を終えてから抽選が行われるしくみです。
ここではauカブコム証券で当選後に必要な手続きや注意点をまとめました。
auカブコム証券でIPO当選後の購入申込方法、注意点
auカブコム証券のIPO抽選の特徴
auカブコム証券では、IPO当選前にブックビルディング申込と購入申込の手続きが必要です。
抽選の申込と購入申込を抽選前に済ませるため、当選後の購入手続きは必要ありません。
ブックビルディング申込後購入申込をしないこともできますが、一度購入申込を行った銘柄は当選後自動的に配分されます。
証券会社によって当選後に購入申込を行うところと、auカブコム証券のように購入申込を先に行うところがあるため注意が必要です。
auカブコム証券のIPO銘柄申込方法
auカブコム証券では、まずブックビルディング申込を行います。
ブックビルディング申込の前に、auカブコム証券口座に該当銘柄を買付する資金の入金が必要です。
初回のブックビルディング申込前には、らくらく電子交付の同意を行います。auカブコム証券では目論見書の交付が電子交付のため、電子交付の同意ができない場合は申込ができません。
ブックビルディング申込後、売出価格が決定されます。価格を見てから購入申込ができるため、価格が合わない場合は購入申込を辞退できます。
購入申込のキャンセルは取引画面から行うことができます。購入申込を忘れていた場合を含め、抽選の参加はできません。
抽選結果はIPO銘柄の取引画面で確認できます。また自動通知サービスを設定している場合は、メールでも通知が届きます。
auカブコム証券のIPO申込の注意点
auカブコム証券はブックビルディング申込時に買付資金が必要となるため、預り金が少ない場合は複数のIPO銘柄に申込ができません。
IPO銘柄は落選する可能性も高いため、複数の銘柄に申込をしたいかたも増えています。
auカブコム証券では購入申込後のキャンセルができないため、資金を用意してからブックビルディング申込を行うシステムです。
もし自由に複数のIPO銘柄に申込を行いたい場合は、ブックビルディング申込時点で資金が不要な証券会社が適しています。
またauカブコム証券のIPOは抽選が100%です。他社の場合、申込の株数が多いかたや証券会社での取引実績に応じて優遇システムが用意されていることがあります。
ある程度IPO取引に資金を準備できる場合は、完全抽選よりも優遇システム対応の証券会社が有利です。
取引実績以外でも、SBI証券の場合は過去のIPO落選回数によりポイント付与を受けることができます。落選ポイントを貯めて利用すると、当選確率がアップするしくみです。
IPO銘柄は全般的に人気があり、完全抽選の場合当選確率はそれほど高くありません。当選確率がアップする証券会社がある場合は、積極的に利用しましょう。
auカブコム証券でIPO当選後に行う手続き
auカブコム証券ではIPO銘柄当選後、上場日か株券交付日以降に注文執行が可能です。
IPO銘柄は上場からすぐに値上がりするケースが多いため、上場日や株券交付日の朝に成行注文を行うかたが多く売却も早い段階で行われます。
auカブコム証券でIPO当選後に行う手続きは、上場日などの確認と注文条件の設定です。
購入申込は事前に済ませてあるため、当選後のキャンセルはできません。必ず注文が必要となるため、株価が上がる前に注文手続きを行っておきましょう。
IPO銘柄は比較的株価が上がりやすいことが特徴ですが、状況によっては値上がりしないこともあります。
その場合は損失の拡大を防ぐために、早めに売却を行うなど対処が必要です。
auカブコム証券と他のネット証券ではIPO申込方法が異なる
auカブコム証券はブックビルディング申込の時点で、買付に必要な資金が必要です。また当選するか分からない段階で購入の申込を行います。
auカブコム証券と同じタイプのIPO申込方法を採用している証券会社は、他に楽天証券があります。
ブックビルディング申込の時点で資金が不要で、購入申込より抽選が先に行われる証券会社はSBIネオトレード証券、岡三オンライン証券などです。
資金がない状態で多くのブックビルディング申込を行い当選後のキャンセルもできるため、IPO申込をたくさん行いたいかたに向いています。
SBI証券やマネックス証券はauカブコム証券と同じくブックビルディング申込時に資金が必要ですが、当選後のキャンセルが可能です。
松井証券の場合はほぼauカブコム証券と同様のシステムですが、ブックビルディング申込時ではなく抽選時に買付余力が必要となるしくみが採用されています。
SMBC日興証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券は購入申込を事前に行うタイプではありませんが、抽選後のキャンセルがペナルティ対象です。
購入した場合大きな損失が出る可能性があるなど、やむを得ない事情でキャンセルする場合は1か月IPO抽選に参加できなくなります。
状況によって柔軟に対応できるSBIネオトレード証券や岡三オンライン証券、IPO当選後のキャンセルにペナルティがないSBI証券やマネックス証券は使い勝手の良い証券会社です。
各証券会社のNISA口座対応
IPO銘柄はNISA口座でも利用が可能です。auカブコム証券もNISA口座に対応しています。
大半の証券会社ではNISA口座でIPO銘柄申込が可能ですが、楽天証券、岩井コスモ証券などはNISA口座に対応していません。
非課税でIPO銘柄を申し込みたい場合は、利用する証券会社の対応状況も確認しておきましょう。
まとめ
ここまでauカブコム証券のIPO当選後の手続きについて見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- auカブコム証券では購入申込後に抽選が行われる
- 当選後の購入キャンセルはできない
- 当選後の購入手続きは上場日後の注文設定のみ
auカブコム証券は多くの証券会社と異なり、IPO抽選前に購入申込を行うシステムです。
購入申込を済ませているため、当選後のキャンセルはできません。当選後は上場日または株券交付日以降に、注文を行います。
抽選後に購入申込を行う証券会社の場合は当選後のキャンセルも受け付けていることが多いため、状況によってキャンセルを行いたい場合は他の証券会社を検討しましょう。
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