SBI証券のキャッシュカードによるATM出金サービスの特徴
証券口座の入出金は銀行口座への振込出金が一般的ですが、SBI証券は独自にキャッシュカードを発行しており、コンビニATMなどから証券口座のお金を直接出金することができます。
預金感覚で引き出すことができますし、銀行口座を介して出金するより素早く出金することができ便利ですので、発行しておくともしもの時に助かります。
本記事ではそんなあると便利なSBI証券のキャッシュカードの出金サービスの内容を紹介します。
SBI証券のATM出金サービスの概要
SBI証券のキャッシュカードはSBI証券利用者なら誰でも利用可能で、WEBで発行手続きをすることで無料発行できるキャッシュカードです。
カードデザインは黒をベースにしたクールなデザインです。
住信SBIネット銀行のキャッシュカードはいくつかのデザインから選択することができますが、SBI証券のキャッシュカードは黒1色となっています。
入出金サービスの概要は以下のようになっています。
■SBI証券のATM出金サービスの概要
項目 | 内容 |
---|---|
発行料 | 新規発行:無料再発行 :1,000円(税別) |
利用可能ATM | ・セブン銀行ATM・ゆうちょ銀行ATM |
利用手数料(セブン銀行ATM) | 曜日関わらず7:00-19:00の間は無料。その他は税別100円 |
利用手数料(ゆうちょ銀行) | 一律税別200円 |
入出金単位 | 入出金ともに5,000円以上1,000円単位 |
利用可能なATMは2種類
SBI証券キャッシュカードで入出金ができるATMはセブン銀行ATMとゆうちょ銀行ATMの2種類です。
コンビニATMのほとんどで入出金ができるネット銀行などと比べると少し見劣りしますが、セブン銀行ATMは全国のセブンイレブンやイトーヨーカドーをはじめとした数多くの場所で利用できるATMですし、ゆうちょ銀行ATMは全国の郵便局に設置してあります。
地方であってもかなりの人が駅に一つは使えるATMがあるという状況だと思いますので、入出金ができなくて困るという状況に追い込まれることはほとんどないでしょう。
なお、利用にあたってセブン銀行ATMは7時から19時の間であれば曜日問わず入出金手数料が無料となりその他の時間帯は税別100円のATM利用手数料がかかります。時間帯によって無料で利用ができるのはすごく良いですね。
ゆうちょ銀行の場合は時間帯に関わらず税別200円の手数料がかかってしまいますので、可能な限りセブン銀行ATMで無料の入出金をするように心がけましょう。
発行費用無料で利用可能
ATM利用時に手数料がかかることはありますが、キャッシュカードの発行にかかる費用は無料です。
ただし、再発行には1回あたり税別1,000円の手数料がかかりますのでなくさないように気をつけましょう。
SBI証券のキャッシュカード発行の申し込みはWEB上からできますので、簡単に発行手続きをすることができます。
申込手続きはログイン後のSBI証券WEBサイトで入出金・振替>ATMカードと進み、その後のATMカード発行画面でキャッシュカードを選択して申込ボタンをクリックすることで申込できます。
WEB上で申込後、1週間程度で登録住所にキャッシュカードが郵送されてきますので、キャッシュカードが届いたら、ログイン後のWEBサイトで入出金・振替>ATMカード利用状況を選択し、「暗証番号登録/変更」をクリックして暗証番号の設定をします。
暗証番号の設定をすることでATMカードが利用できるようになり、入出金が可能になります。
キャッシュカードが郵送されるまでに若干時間はかかりますが、手続き自体はとても簡単なものなので、必要な人は発行手続きをしておきましょう。
SBIハイブリッド預金の入出金はできる?
- SBI証券キャッシュカードはSBIハイブリッド預金から直接入出金する唯一の方法
- 住信SBIネット銀行キャッシュカードではSBIハイブリッド預金から出金はできない
SBI証券キャッシュカードの大きな特徴・メリットとして、SBIハイブリッド預金残高から直接出金をすることができる点があげられます。
SBIハイブリッド預金とは住信SBIネット銀行とSBI証券の連携サービスで、住信SBIネット銀行のハイブリッド預金に代表口座などから振替をすることで、ハイブリッド預金の残高がSBI証券の買付余力にリアルタイムで反映されて証券口座に資金を移すことなく株などを買うことができるサービスです。
簡単に言うと「預金残高で株を買うことができる預金」で、株を買うことができてもしくみ上はSBIハイブリッド預金は住信SBIネット銀行の預金となります。しかしSBIハイブリッド預金は住信SBIネット銀行の預金でありながらSBI証券キャッシュカードにより出金をすることが可能になっています。
SBIハイブリッド預金は住信SBIネット銀行のキャッシュカードで直接入出金できないので、SBIハイブリッド預金を直接入出金できるのはSBI証券のキャッシュカードを使う方法だけです。
SBIハイブリッド預金は住信SBIネット銀行の普通預金の金利よりも2.5倍(2016年1月時点)の高い金利が設定されており、定期預金よりもお得な金利が設定されています。
そのため普段使わない資金をハイブリッド預金に入れている人は多いと思いますが、直接入出金できない点が若干面倒でもあります。
そのような人がSBI証券のキャッシュカードを使えばハイブリッド預金を直接入出金することができますので、便利に活用することができます。
「SBIハイブリッド預金で直接入出金したい」という人はぜひSBI証券のキャッシュカードを活用すべきでしょう。
ATM入出金通知サービス
- ATMから入出金した時にメールでお知らせしてくれる
なお、SBI証券キャッシュカードではATMから入出金した時にメールでお知らせしてくれる「ATM入出金通知サービス」もあります。
キャッシュカードがあると便利ですが、その分悪用されると自分以外の人でも証券口座から直接出金されてしまう恐れがあるので不正利用されないよう気を付ける必要があります。
パスワードをわかりやすいものにしない、紛失しないようにするなど一般的なキャッシュカードを扱う上での注意点に気を付けることが大前提ですが、ATM入出金通知サービスがあることで、万が一利用された時にメールでわかるようにすることができます。
ATM入出金通知サービスはキャッシュカード発行後に、ログイン後のWEBサイトの口座管理>登録情報一覧>Eメール通知サービスと選択することで設定することができます。
万が一の不正利用を検知することができるので、キャッシュカードを発行したらぜひ設定しておくようにしましょう。
キャッシュカードは便利なサービスで、SBI証券に口座を持っている人であればすべての人が無料で利用できます。証券口座のお金を急に引き出す必要が出た時などは便利ですので、SBI証券を利用している人はキャッシュカードを発行しておくと良いですね。
またキャッシュカードはSBI証券独自のサービスで他のネット証券では対応していません。(マネックス証券がクレジットカード一体型のキャッシュカードは出していますがキャッシュカードのみはSBI証券のみ)
SBI証券はキャッシュカードに限らず便利なサービスや独自のサービスを提供しているNo1ネット証券ですので、口座を持っていない人はぜひ一度利用してみると良いでしょう。
使い勝手が良く手数料も安いので、気づいたらメイン証券になっているかもしれませんよ。
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