SBI証券にMRFはある?MRFなしでも高金利を得る方法
MRFは預け入れるだけで金利が発生し、元本割れのリスクが少ない商品のため多くのかたに注目されていました。
しかし2018年現在では証券会社の多くが運用を終了しています。
ここではSBI証券でMRFが利用できるのかと、MRFなしで高金利を得る方法をまとめました。
SBI証券にMRFはある?MRFなしでも高金利を得る方法
SBI証券のMRF新規買付は終了済
SBI証券では2011年6月24日までMRFの新規買付ができました。終了して約7年経過しており、2018年現在復活の予定はありません。
MRFは元本割れがほぼない低リスクの商品で、一時は銀行に預けておくより金利が高く注目を集めていました。
しかし日本の低金利化が進みマイナス金利政策などお金を預けると金利を支払うシステムを導入したため、MRFの金利も下がりはじめました。
MRF自体はマイナス金利から除外されましたが、それでも金利がほぼゼロであることには変わりがありません。
例外的に未成年口座のMRFは満20歳になるまで継続されていますが、成年口座ではすべて停止されました。
またMRFを保有していたかたも、原則2011年8月8日時点で全額売却が行われています。
SBI証券でMRFなしでも高金利を得る方法
SBI証券でリスクなく高金利を得る方法は住信SBIネット銀行の口座開設を行うことです。
住信SBIネット銀行にはSBI証券との連携サービスがあり、通常の金融機関と同様1,000万円までの資産は保護されます。
SBIハイブリッド預金を利用する
SBI証券ではMRF停止後に、SBIハイブリッド預金を推奨しています。SBIハイブリッド預金は住信SBIネット銀行のサービスで、SBI証券と連携した円預金のことです。
SBIハイブリッド預金はSBI証券の買付余力に反映するだけでなく、一般の円預金よりも高金利に設定されています。
金額にかかわらず金利は年率0.010%で、普通預金の10倍です。
SBI証券の買付余力に反映された資金は自動スィープ機能でSBIハイブリッド預金に移動するため、手動で入出金処理を行う必要はありません。
住信SBI銀行の定期預金を利用する
SBI証券の買付余力として使いたい場合はSBIハイブリッド預金が適していますが、住信SBIネット銀行の定期預金は個人の場合SBIハイブリッド預金より高金利です。
2018年4月時点では金額にかかわらず、1か月の預け入れで年率0.020%の金利が発生します。
期間は1か月から5年の間で設定できますが、1か月間10万円を預け入れた場合でも、5年間3,000万円を預け入れた場合でも金利は年率0.020%です。
短期間かつ少額で年率0.020%の金利が得られるため、現時点で投資に使わない資金は住信SBIネット銀行の定期預金に預けておくのもおすすめです。
住信SBIネット銀行に預けておくことで、満期後はいつでもSBIハイブリッド預金に振替できます。
スマートプログラムの対象になる
SBIハイブリッド預金など住信SBIネット銀行のサービスを利用すると、スマートプログラムの対象にもなります。
スマートプログラムはランク判定があり、預金の残高や利用サービスによってランクが決まります。
スマートプログラムはATM利用手数料やボーナスポイントの付与など金利以外の特典があり、他の銀行に比べて有利なプログラムです。
iDeCoの定期預金型商品に投資する
SBI証券のiDeCoには定期預金型商品があります。この場合はあおぞら銀行やスルガ銀行の定期預金に年率0.010%から0.020%で預け入れが可能です。
また年金保険型商品もあり、この場合は年率0.050%の金利が設定されています。
iDeCoの元本確保型商品は2018年4月時点で4本ですが、どの商品も一定期間の利回りが保証されています。
通常の投資商品に比べると低リスクで運用が可能です。特にiDeCoは非課税運用のため、銀行で金利受取時に発生する税金がかかりません。
外貨建MMFを利用する
外貨建MMFは金利付きの商品ですが、定期預金のような元本確保型商品とは異なり利回りが変動する点が特徴です。
その分SBIハイブリッド預金や定期預金に比べると、リスクは高まります。また外貨で保有するため、為替変動で価値が変わることも特徴です。
ただし銀行で外貨預金を行うリスクとそれほど変わらないため、元々外貨預金をしようと考えている場合は検討をおすすめします。
日本国債に投資する
SBI証券では個人向け国債の取扱があります。日本国債は日本が発行している金融商品で、原則元本の価格が変わることはありません。
金利が下がった場合でも年率0.050%の金利が保証されており、定期預金よりも高い金利で運用が可能です。
10,000円から購入でき、発行後1年経過すると中途換金もできます。変動金利タイプと固定金利タイプの選択も可能で、比較的低リスクな投資商品です。
日本に投資するためカントリーリスクはゼロではありませんが、国が安定している場合は元本と金利が保証されます。
またSBI証券では2018年4月5日から4月26日までの期間限定で、個人向け国債を合計50万円以上購入したかたを対象にキャッシュバックキャンペーンを行っています。
50万円以上100万円未満では500円キャッシュバック、それ以上は100万円単位でキャッシュバック金額が増加し、1,000万円以上1,100万円未満では10,000円がキャッシュバックされます。
上限は25万円に設定されていますが、1,100万円以上購入する場合100万円ごとに+1,000円がキャッシュバックされます。金利に加えてキャッシュバックが行われることで、更に効率良く投資できます。
投資信託や株の利回りを得る
SBI証券で取り扱われているリスクの低い商品は国債やiDeCoの元本確保型商品ですが、それ以外にも多くの投資商品が扱われています。
投資信託の中には日本国債を含むファンドもあり、iDeCoやつみたてNISAの取扱商品は国で定められた基準を満たしたものだけです。SBI証券は買付手数料無料の投資信託も多く、信託手数料以外のコストが少ないこともメリットです。
投信積立の場合、すべての銘柄で買付手数料が無料です。NISA口座で取引を行った場合、利益や分配金が非課税のため更に有利です。
多少のリスクはありますが、リスクを許容できる場合は投資商品の利回りで高金利を得る方法もあります。
まとめ
ここまでSBI証券で高金利を得る方法について見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- SBI証券のMRFは2011年に廃止されている
- MRF以外で高金利を得るにはSBIハイブリッド預金がおすすめ
- 投資商品ならiDeCoの元本確保型商品や日本国債が低リスク
SBI証券ではMRFがすでに廃止されており、MRFで金利を得ることはできません。
ただしMRF自体マイナス金利政策のあおりを受けて、MRFが利用できる証券会社でも金利がゼロの状態が続いています。
SBI証券ではMRFに変わる高金利サービスとしてSBIハイブリッド預金への移行を推奨しています。
SBIハイブリッド預金は住信SBIネット銀行のサービスですが、SBI証券と連携しているため自動的にSBI証券の買付余力に移動します。
投資資金として利用できるだけでなく、普通預金より高い金利で運用できるため今までMRFを利用していたかたにも向いています。
投資商品で高金利を得るには、iDeCoの元本確保型商品や日本国債がおすすめです。金利が一定期間保証されており、元本の確保もできます。
為替変動のリスクはありますが、外貨預金のような商品を求めている場合は外貨建MMFが適しています。
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