SBI証券の外貨入出金サービス、外貨即時入金の特徴とメリット

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SBI証券の外貨入出金サービス、外貨即時入金の特徴とメリット

ネット証券の中でもSBI証券は外貨取引に適したサービスを展開している証券会社です。

外貨入出金サービスを利用するには住信SBIネット銀行口座が必要ですが、ネットバンキングならではの安い手数料で外貨取引ができます。

SBI証券の外貨入出金は他社と比較した場合でもメリットが多く、利用のしやすさが魅力です。

ここではSBI証券の外貨入出金サービスや外貨即時入金の特徴やメリットを紹介します。


SBI証券の外貨入出金サービス、外貨即時入金の特徴、利用可能時間、手数料

住信SBIネット銀行と連携した外貨入出金の特徴

住信SBIネット銀行と連携した外貨入出金の特徴

SBI証券では住信SBIネット銀行と連携し、外貨入出金サービスを展開しています。

他の銀行の利用はできませんが、住信SBIネット銀行では有利な為替手数料で外貨取引ができます。

対応通貨は7通貨で、米ドル、ユーロ、豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドル、南アフリカランド、香港ドルです。入出金手数料はかかりません。

住信SBIネット銀行はネットバンキングのため、入出金指示はインターネットで行います。


SBI証券の外貨即時入金の特徴

住信SBIネット銀行を介した外貨即時入金は、営業日の19時から19時30分を除く24時間利用できます。

入出金は10通貨以上100分の1通貨単位で利用でき、米ドルの場合は10ドル以上1セント単位で指定が可能です。1回あたりの入金上限は通貨によって異なります。

米ドル、ユーロ、豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドルは100万通貨まで、南アフリカランド、香港ドルは1,000万通貨まで入金可能です。

買付余力への反映は入金後即時行われるため、大半の投資商品に利用できます。入出金明細への反映は営業日の15時までの申込が当日付、15時以降の申込分は翌営業日付で記載されます。


外貨入出金サービスの利用可能時間と手数料

SBI証券の外貨入出金サービスはSBI証券や住信SBIネット銀行のメンテナンス時間を除いて利用可能です。通常メンテナンス時間は営業日の19時から19時30分です。

入金は手続き後即時反映し、出金は営業日15時までの申込で翌銀行営業日に反映します。SBI証券のマイページから入出金指示が可能です。

入出金手数料は入金、出金どちらも無料のため、為替手数料以外のコストがかかりません。

主なネット証券で出金手数料が無料に設定されている証券会社はSBI証券のみで、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券すべて出金手数料が発生します。

入金手数料はauカブコム証券が無料、マネックス証券が一部無料ですが、楽天証券は入金時にも手数料がかかります。

対応通貨もSBI証券の7通貨が最大で、auカブコム証券が6通貨、楽天証券が5通貨、マネックス証券はFX証拠金のみ対応の2通貨です。


SBI証券の外貨入出金にかかる為替手数料

SBI証券の外貨入出金にかかる為替手数料

SBI証券の外貨入出金には、住信SBIネット銀行を利用します。

住信SBIネット銀行は為替取引手数料が安いことで知られ、SBI証券に入金する場合は外貨普通預金か外貨積立を利用します。


外貨普通預金の片道為替手数料

米ドル 4銭
ユーロ 13銭
豪ドル 25銭
ニュージーランドドル 25銭
カナダドル 25銭
南アフリカランド 14銭
香港ドル 5銭


外貨積立の片道為替手数料

米ドル 2銭
ユーロ 11銭
豪ドル 5銭
ニュージーランドドル 23銭
カナダドル 23銭
南アフリカランド 12銭
香港ドル 3銭


外貨積立利用でSBI証券に入金する方法が有利

通貨ごとに差はありますが、外貨積立の利用で為替コストの軽減ができます。

定期的にSBI証券に入金したい場合は積立が有利です。

また住信SBIネット銀行では不定期に為替手数料が安くなるキャンペーンを開催しており、時期によっては為替手数料が無料になることもあります。

通常、証券会社で為替取引を行う場合米ドルで片道25銭程度の為替手数料が発生します。住信SBIネット銀行を使うことで、為替コストが大幅に安くなります。


SBI証券の外貨入出金サービス、外貨即時入金のメリットと為替取引との比較

SBI証券の外貨入出金サービスのメリット

SBI証券の外貨入出金サービスのメリット

SBI証券の外貨入出金は、他社に比べて入出金にかかるコストが軽減できます。

たとえばauカブコム証券が対応している外貨入出金先は三菱UFJ銀行が基本です。

三菱UFJ銀行で為替取引を行うと、三菱UFJダイレクトでは米ドル片道25銭、窓口では片道1円の手数料がかかります。

他の通貨でも同様または米ドルよりも高い手数料が設定されているため、入出金手数料以前のコストが高いことが特徴です。

またauカブコム証券側の入金手数料は無料ですが、銀行が定める振込手数料が発生します。

SBI証券の場合、住信SBIネット銀行からSBI証券に振込をする際の手数料はSBI証券が負担するため入金手数料は無料です。

auカブコム証券以外の証券会社でも、入出金には証券会社側の手数料以外に銀行側の手数料がかかるため円貨入出金に比べてコストがかかります。

SBI証券は無料で外貨の入出金ができるため、手軽に外貨取引を楽しむことができます。


SBI証券の外貨即時入金のメリット

外貨入金は通常、入金反映までに時間がかかります。数日を要する場合もあり、すぐに外貨取引をはじめたいかたには不向きです。

しかしSBI証券の場合は入金が即時反映するため、当日に外貨取引をはじめたい場合も利用しやすいことが特徴です。

外貨入金の買付余力反映は時間を問わず即時行われるため、夜間に取引をしたいかたもすぐに外貨取引ができます。

入金手数料が無料のため、10通貨程度の少額入金もスムーズです。外貨建MMFなどの商品は少額から取引できるところも魅力です。

手数料をかけずに即時入金できることで、投資資金が少ないかたでも手数料コストを気にせず外貨取引ができます。


SBI証券の為替取引と外貨入出金サービスの比較

SBI証券の為替取引と外貨入出金サービスの比較

SBI証券では住信SBIネット銀行からの外貨入出金ではなく、SBI証券内で為替取引による外貨交換が可能です。

入出金の手間はかかりませんが、為替取引にはSBI証券の定める手数料が必要です。

SBI証券の為替取引は全部で17通貨に対応しているため、外貨入出金に比べて取引できる通貨が増えます。

住信SBIネット銀行からの入出金に対応していない韓国ウォン、メキシコペソ、ロシアルーブル、トルコリラ、ベトナムドン、インドネシアルピア、タイバーツ、マレーシアリンガット、中国人民元の取引をしたい場合はSBI証券での為替取引が必要です。

またSBI証券の為替取引には約定タイミングがあり、通貨ごとに一日1回から2回約定します。

リアルタイムで取引できないため、取引時には約定金額が分かりません。注文時に概算は公開されますが、相場変動により実際の約定金額は変化します。

住信SBIネット銀行の場合、市場が開いている間は原則リアルタイムのトレードが可能です。


SBI証券の片道為替取引手数料

米ドル 25銭
ユーロ 80銭
豪ドル 1円
ニュージーランドドル 1円
カナダドル 80銭
南アフリカランド 30銭
香港ドル 15銭


外貨入出金と為替取引手数料の比較

住信SBI銀行からの外貨入出金を利用した場合、米ドルの片道為替手数料は2銭から4銭です。

1万ドルの日本円を米ドルに交換した場合、住信SBIネット銀行の為替手数料は200円から400円です。

SBI証券で為替取引を行った場合は片道25銭かかるため、手数料は2,500円です。外貨積立で入出金を行った場合、為替手数料だけでも10倍以上の開きがあります。

外貨積立の場合豪ドルの為替手数料が5銭と安く設定されており、SBI証券の為替取引では1円です。手数料の差は20倍になり、外貨積立の利用がお得です。

通貨や外貨の購入方法によって手数料に差はありますが、どの通貨を選択した場合でも住信SBIネット銀行からの入出金の方が手数料は安く設定されています。

外貨取引が多いほど、為替取引の手数料も高くなります。なるべくコストを減らしたい場合は、住信SBIネット銀行で為替取引を行い外貨入金を行う方が有利です。

出金の場合も外貨のまま出金し、住信SBIネット銀行で日本円に交換しましょう。


まとめ

まとめ

ここまでSBI証券の外貨入出金サービスと外貨即時入金について見てきました。

内容を簡単にまとめておきましょう。

  • SBI証券は住信SBIネット銀行を通して外貨入出金が可能
  • 住信SBIネット銀行からの外貨入出金は手数料が無料
  • 住信SBIネット銀行の為替手数料は安く、他社やSBI証券の為替取引と比べても低コスト

SBI証券では証券口座内の為替取引だけでなく、系列会社の住信SBIネット銀行を利用した外貨入出金サービスの利用が可能です。

住信SBIネット銀行は為替手数料が安く、他社の系列銀行やSBI証券の為替取引と比べても格安で外貨取引ができます。

入出金手数料もSBI証券が負担するため、無料で外貨入出金ができることも特徴です。

手数料を気にせず外貨取引をしたいかたに最適で、10通貨からの少額入出金も可能です。

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