SBI証券で現引き、現渡し取引をする方法、活用方法

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SBI証券で現引き、現渡し取引をする方法、活用方法

SBI証券で信用取引を行っているかたは、いずれ必ず返済する必要があります。返済の方法には反対売買と現引き、現渡し取引がありますが、手数料を節約したいかたにおすすめの方法が、現引き、現渡し取引です。

この記事では、SBI証券の信用取引で、現引き、現渡し取引をする方法と、現引き、現渡し取引を活用することにより、手数料を節約する方法について紹介します。


SBI証券で現引き、現渡し取引をする方法

SBI証券で現引き、現渡し取引をする方法

SBI証券では、現物取引よりも信用取引の方が売買手数料は安いです。そのため、信用取引を利用しているかたは多いでしょう。

信用取引は、実際に株式を売買するのではなく、証券会社からお金または株式を借りる方法です。そのため、日々の手数料や信用取引貸株料などを支払う必要があるため、注意が必要です。

SBI証券で新規信用売りが可能となるのは、新規建日の前営業日の19時以降です。人気の高い銘柄は早めになくなってしまうため、19時前から信用売りできるようにパソコンまたはスマートフォンで準備をしておきましょう。

信用取引で返済をする方法のうち、反対売買をする方法は、現物株取引のしくみとさほど変わりません。ところが現引き、現渡し取引は、やや特殊な方法です。


現引き取引

現引き取引とは、信用取引で通常は売却する必要のある株式を売却せず、その代わりに証券会社から借りた資金を返済に充てる方法です。返済期限までに株価が上がらなかった場合などに利用されます。

現引き取引を行う方法は、まずSBI証券のWebサイトにログインし、「取引」タブから「信用返済・現引現渡」をクリックまたはタップします。信用建玉一覧が表示され、その右端の取引欄から「現引」を選択しましょう。

同一銘柄で複数の建玉を所有しているかたは、建玉選択画面が表示されます。現引き取引を希望する建玉を指定しましょう。

注文入力(現引)の画面で、注文株数を入力し、預り区分を選択した後、取引パスワードを入力します。注文内容を確認した上で「注文発注」ボタンをクリックまたはタップしましょう。

現引き取引を行うには、現引数量に建値を乗じた金額の105%以上の現引可能額が必要です。また、現引き注文はSBI証券のWebサイト以外からの手続きはできません。

原則として、現引き注文の申し込み締め切りは14時です。ただし、発注状況などの理由により、受付されない可能性があります。時間に余裕を持って注文を行いましょう。


現渡し取引

現渡し取引とは、信用取引で信用買いをした株式と同じ銘柄かつ同じ株数の保有株式で返済し、売建て代金を受け取る方法です。市場で買い戻す必要がないため、現物株を持っているかたにとっては便利です。

現渡し取引を行う方法は、現引き取引とほぼ同様です。「現引」の代わりに「現渡」を選択する必要があります。

現渡し注文は、営業日の0時~15時半まで、当日注文分で発注可能です。15時半以降の発注は、翌営業日の約定となります。

現渡し注文は、「現渡余力」がある場合のみ、注文できます。現渡余力は、以下の計算式で計算されます。

現渡余力=委託保証金現金+現渡建玉の概算精算金額+代用有価証券評価額合計-現渡建玉の代用有価証券評価額-(建代金合計-現渡建玉の建代金)X30.2%-評価損合計


現引き、現渡し取引を活用して手数料を節約する方法

現引き、現渡し取引を活用して手数料を節約する方法

信用取引で現引き、現渡し取引の決済をする際、株式委託手数料は必要ありません。この特性を利用し、手数料を節約することができます。

現引き、現渡し取引の決済時点で精算されるのは、新規建時の手数料、金利、信用取引貸株料などの諸経費です。現引き時には諸経費が加算され、現渡し時には諸経費が差し引かれます。

現引きを利用すると、本来は現金を支払って現物取引を行うところを、売買手数料が安い信用取引を行い、後にSBI証券に代金を別途支払うことにより、手数料分を節約することが可能です。

SBI証券は、他の証券会社と比較して、現物の売買手数料と信用取引の売買手数料の差が大きいです。そのため、現引きを利用することによる売買手数料節約の恩恵を、より大きく受け取ることができます。

新規信用取引を行った時は決済期日に決済する予定だったのが、株価の下落などの理由により長期保有に切り替える場合などの場合に、現引きで手数料を抑えながら行い、効果的に節約しましょう。

SBI証券には、大口信用取引に限り、手数料が0円になるサービスがあります。具体的には、信用取引の未決済建玉金額が5,000万円以上、または当日約定分の新規建約定代金が5,000万円以上の場合です。

ただし、この5,000万円以上の条件には、現引き、現渡し取引の決済約定済建玉は含まれないため、注意が必要です。

SBI証券では、返済期限がわずか15営業日で一般信用取引の新規売りができる、短期売りが利用できます。他の大手証券会社では、SBI証券のような短期売りに対応していない会社が多いです。

短期売りを利用した場合、現渡しを利用することが可能です。信用取引においては、株式を保有する期間が長いほど信用取引貸株料を多く取られるため、保有期間が短い短期売りで現渡し取引を行うと、手数料を安くすることにつながります。


まとめ

まとめ

SBI証券の信用取引で、現引き、現渡し取引をする方法と、現引き、現渡し取引を活用した手数料を節約方法について紹介しました。まとめると以下の通りです。

  • SBI証券の信用取引で現引き、現渡し取引をすることにより手数料が節約できる
  • 現引き、現渡し取引をすると、株式委託手数料は必要ない
  • 現引き、現渡し取引をするには一定の条件が必要となる

SBI証券で信用取引を利用するかたは、現引き、現渡し取引を有効に活用することにより、決済時に手数料を節約することができます。一定の条件が必要ですが、利用可能であれば利用を検討しましょう。

現引き、現渡し取引は、SBI証券のWebサイトより簡単に行うことができます。取引のしくみを理解すれば、注文方法は難しくありません。

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