SBI証券が使いにくいと言われる理由と使いにくいと感じる人へのおすすめ
ネット証券で最大手のSBI証券は、手数料の安さなどの利用により、市場シェア率40%近くをほこる反面、「使いにくい」というユーザーからの評価もあります。
この記事では、SBI証券が使いにくいと言われる理由やポイントと、SBI証券を少しでも使いやすくするための工夫について説明します。それでも使いにくいかた向けに、SBI証券以外の証券会社も数社紹介します。
SBI証券が使いにくいと言われる理由と使いにくいと感じる人へのおすすめ
使いにくいと言われる理由やポイント
SBI証券のWebサイトの画面は、とてもシンプルです。さらに、大幅な画面の変更は行われません。そのため、無駄な画像やイラストが少ない反面、特に初心者にとっては、慣れるまでに時間がかかります。
シンプルな画面構成は、使い慣れているかたにとっては適していますが、新たに株式投資を始めるかたや、他の画像やイラストが豊富な証券会社のWebサイトを使っていたかたからは、使いにくいと言われます。
他社ではポートフォリオ管理を円グラフで表示するなど見やすい工夫がされています。それに対し、SBI証券は数字のみで表示されていました。数字が並んでいる画面は、より正確な分析が可能な反面、直感的に把握するには不向きです。
SBI証券も、アップデートにより円グラフや画面のカラフル化などにより、初心者に見やすい画面になりつつありますが、他社に比べてやや取り組みが遅れているため、使いにくいという評判につながっています。
SBI証券には、パソコン用のWebサイトの他に、スマホアプリの「SBI証券株」があります。このSBI証券株が使いにくいと感じるかたが多いです。
SBI証券株は、2017年9月2日にリリースされ、以前のアプリ「HYPER株」よりも多くの機能を追加し、より使いやすいアプリを目指しています。
追加で使える機能の例は、株主優待検索機能や、監視銘柄リストでチャートボードや株価ボードを見る機能などです。これらの機能が加わったことにより、HYPER株と比較してフリーズする確率が高まりました。
必ずしも必要ないこれらの機能が追加されたことで、これまで比較的低いスペックのスマートフォンで使用できていた旧アプリユーザーより使いにくいという声があります。
また、画面内にボタンが増えたため、サイズが小さくなって画面が見にくくなる上、タップしにくくなりました。
少しでも使いやすくするための工夫
SBI証券を少しでも使いやすくするために有効なのが、住信SBIネット銀行との連携を活用することです。これにより、入出金をスムーズに行うことが可能です。
さらに住信SBIネット銀行との連携することにより、外貨交換の手数料を大幅に引き下げることができます。
SBI証券株は、スマホアプリながら逆指値注文が可能です。チャートを横画面で表示可能な上、旧アプリと比較してフォントもくっきり見やすい物に代わっています。
また、SBI証券株では最短で1秒ごとに気配値がリアルタイムで更新される機能が備わっています。SBI証券株とWebサイトとで同時にログインすることが可能なため、画面を見比べながらトレードできます。
新たな機能も開発されています。例えば、注目されているテーマや銘柄をまとめて買うことができる「テーマキラー!」は、会社ではなく成長しそうなテーマに対して投資を行うことができ、初心者向けです。
テーマキラー!は、人工知能など気になるテーマを選ぶだけで、10銘柄への分散投資を10万円から行うことが可能です。少額でリスクヘッジしながら分散投資できます。NISA口座でも買付が可能です。
それらの便利な機能が備わったSBI証券株を活用することで、外出時にもトレードチャンスを逃すことがなくなります。アプリが頻繁にフリーズする場合は、スマートフォンの買い換え検討も視野に入れましょう。Android、iPhoneどちらでも無料で使えます。
SBI証券以外の証券会社の検討
それでも使いにくいかたは、SBI証券以外の証券会社の利用も検討しましょう。例として楽天証券、マネックス証券の2社を紹介します。
楽天証券
楽天証券は、わかりやすいユーザーインターフェイスを実現するために頻繁に画面を改善しており、画面がすっきりしていて見やすいです。そのため初心者に使いやすいと評判です。
改善が多いということは、昔からのユーザーからすると、画面が使いにくくなるデメリットも生じます。SBI証券は管理画面をほぼ変更していないため、SBI証券を好んで使うユーザーも多いです。
楽天銀行とマネーブリッジ設定を行うと、入出金の手間を省きながら、株式や投資信託の注文が可能です。また、余った楽天総合口座の資金が楽天銀行に自動で出金されるため、楽天銀行の優遇金利を確実に受けられます。
また、楽天証券には投資信託の買付金額に応じてポイントが貯まり、そのポイントを投資信託に再投資することや、楽天市場などでのショッピングに使うことができます。
SBI証券にも「投信マイレージサービス」があり、利用することによってSBIポイントが貯まりますが、楽天証券のポイントと比較するとポイントが貯まりにくく、利便性も低いです。
SBI証券でiDeCoを利用するかたは「iDeCo専用口座」にログインし直す必要があるのに対し、楽天証券でiDeCoを利用するかたはそのままiDeCo口座の画面に移動できるため、SBI証券よりも楽天証券の方が手間が省けて便利です。
マネックス証券
マネックス証券は、アメリカ株投資のトレード機能が優れています。過去には操作性が悪く、使いにくいという評判もありましたが、現在ではかなり改善されています。
マネックス証券では、パソコンおよびスマートフォンのどちらでもインストール可能なアプリ「トレードステーション」を開発し、口座開設数は10,000口座を超えました。
トレードステーションアプリは、口座開設および利用料が無料な上、口座開設後、最大3か月は取引手数料無料でトレードできます。カスタマイズも自由自在のため、初心者から上級者まで満足できるアプリです。
まとめ
SBI証券が使いにくいと言われる理由やポイントと、SBI証券を少しでも使いやすくするための工夫、およびSBI証券以外の証券会社の特徴について紹介しました。まとめると以下の通りです。
- SBI証券のWebサイトの画面はシンプルな反面、使いにくいと言われることもある
- スマホアプリSBI証券株は高機能で機能が続々追加されている
- SBI証券が使いにくいと感じる人は楽天証券やマネックス証券などを利用すると良い
SBI証券は、昔からWebサイトの画面構成がほとんど変わりません。これにより、古くからのSBI証券ユーザーの評判は良い反面、初心者には使いにくいと言われることもあります。また、新登場したスマホアプリSBI証券株も、評価が分かれています。
住信SBIネット銀行との連携などにより、SBI証券を使いやすくすることができます。それでも使いにくいと感じるかたは、他の大手ネット証券の楽天証券やマネックス証券の口座を開設し、比較することがおすすめです。
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