SBI証券のスクリーニング機能の特徴と使い方
SBI証券では、スクリーニング機能を使うことにより、銘柄の検索が容易にできます。スクリーニング機能をうまく活用すると、割安な優良株を検索できるため、投資において非常に有利になります。
この記事では、SBI証券のスクリーニング機能にどのような特徴があるのか、さらにSBI証券のスクリーニング機能の使い方と、活用方法について紹介します。スクリーニング機能を、効果的な投資をするために活用しましょう。
SBI証券のスクリーニング機能の特徴とできること
SBI証券のスクリーニング機能は、無料で何度も繰り返し使うことができます。検索基準は自分で自由に設定できるため、あなたの投資スタイルに応じて設定したスクリーニング機能を習慣的に使用すると、効果的です。
SBI証券では、数多くの金融アプリケーションを開発しているクォンツ・リサーチ社によるデータをもとに、計算および加工されたスコア情報が使われています。そのため、データの信頼性が高いです。
また、他の証券会社のスクリーニング機能と比較して、シンプルな画面構成で使いやすい印象があります。検索条件も多様で、検索スピードも申し分ありません。そのため、初心者に扱いやすいと評判です。
スクリーニングを行う前に、あなたの投資スタイルを把握することが大事です。ローリスクで堅実に利益を得たいのか、それとも成長著しい企業に投資して大きな利益を狙いたいのかなど、投資スタイルにより検索の条件が異なります。
株式投資においては、約3,700銘柄の中から投資先を選ぶ必要があります。一つ一つの銘柄を吟味するのは不可能なため、スクリーニング機能を使い、あなたの投資スタイルに適合する条件の銘柄を絞り込みましょう。
検索条件は、複数選ぶことができます。具体的な数値に基づいた検索が行われるため、企業イメージやブランドに惑わされない検索が可能です。
スクリーニング機能のデータ更新は、当日時点での基本情報、株価の終値を基準とし、当日の21時ごろおよび翌日の早朝に行われます。その時間帯にあわせて再検索を行うことにより、新しいデータが得られます。
PERや配当利回り、ROEなど複数の条件を選択し、数値を入力することによりスクリーニングが実施されますが、初めて使うかたはどの数値を使えば良いかわからないかもしれません。
SBI証券では、条件設定を利用することにより、簡単に検索設定できるため、初心者にも安心です。
条件設定は「大型優良型」「成長型」「割安優良型」「逆張り型」「値上がり追求型」の5種類から選べます。詳しい使い方は、以下に述べます。
SBI証券のスクリーニング機能の使い方と活用方法
SBI証券のWebサイトにログインし、国内株式の画面に移動すると、左側に銘柄検索の方法がいくつか書かれています。その中からスクリーニング(銘柄条件検索)を選択し、クリックし、「今すぐスクリーニング!」のボタンを押しましょう。
スクリーニング画面が表示されます。初めて検索を行う場合、まずは使い方に慣れるために条件設定をクリックしましょう。例えば「大型優良型」を選択すると、PERの最小値が10倍、ROEの最小値が5%、1日平均売買代金の最小値が3千万円に設定されます。
その条件で検索実行ボタンをクリックすると、200件の銘柄が検索されます。株価や時価総額など、様々なデータが表示されますが、より検索条件を絞り込むことにより、検索される銘柄数を限定できます。
詳細な検索条件は、スクリーニング機能画面下部に数値を入力することにより、変更できます。数値は、最小値、最大値が入力でき、空欄のままでも問題ありません。
また、並替の有無も選択できます。並替は昇順、降順となります。また、「並替重み」を使用することにより、スクリーニングの結果表示される順番の優先度を上げることができます。数値が大きいほど重視されます。
検索結果画面に表示されるファクターは、初期設定ではPER、PBR、ROE、今期経常利益変化率、自己資本比率、株価25日移動平均からの乖離率ですが、ファクターは表示・非表示の切り替えがワンクリックでできます。
会社名、会社コード、株価、取引単位については、スクリーニング実行後、必ず表示されます。4桁のコードをクリックすることにより、その会社の株価や板情報のページに移動し、詳細な情報の把握や取引ができます。
変更した条件は保存することが可能です。条件保存は画面上部の「ユーザ設定を保存」を使用することにより、ユーザ設定条件1~3まで利用できます。同じ設定条件で、数日に分けて検索するなどの方法に活用できます。
市場設定は、東証1部・東証2部・マザーズ・ジャスダック・明証・福証・札証の7カ所から選択できます。複数の市場を選択することが可能です。初期設定では、7カ所全てが選択されています。
業種は、33業種から選択できます。水産農林業・鉱業・建設業・食料品・金属製品・機械・鉄鋼などの製造業、運輸関連業、銀行業・証券業・保険業などの金融業、通信業、サービス業など、多様な業種から選びましょう。
複数の業種を同時に指定することはできません。複数の業種を一度のスクリーニングで検索したい場合は、初期設定の「指定しない」を選択しましょう。
投資金額設定は、初期設定では0万円以上500万円以内となっています。あなたの投資に使用することが可能な金額を入力しましょう。必ず、下限金額と上限金額の双方を入力する必要があります。
SBI証券のスクリーニング機能
SBI証券のスクリーニング機能においては、ゴールデンクロスや一目均衡表などの指標でサインが発生している銘柄を検索することが可能です。
ゴールデンクロスやデッドクロスは、株式のトレンドが転換する重要なサインです。短い移動平均線が長い移動平均線を下方から上方に抜けることをゴールデンクロス、上方から下方に抜けることをデッドクロスといいます。
ゴールデンクロスなら株価上昇のサイン、デッドクロスなら株価下落のサインですが、指標の一つに過ぎないため、これらのサインがでたから必ず株価が上昇または下落するわけではありません。
SBI証券のスクリーニング機能には、クォンツスコアを活用したオリジナルの検索方法が搭載されています。
クォンツスコアは、クォンツ・リサーチ社が上場されている各銘柄に対し、定量的に1~10までの数値でスコアリングした数値です。数値が高いほど、評価が高いことを意味します。
クォンツスコアは、成長性スコア・割安性スコア・企業規模スコア・財務健全性スコア・テクニカルスコア・市場トレンドスコア・値動きスコア・株価動向スコアの8項目からなります。
スクリーニング機能を使う際、クォンツスコアの範囲を1~10の中から最小値、最大値を選択できます。初期値では1~10まで全て選択されています。
クォンツスコアも、検索結果に表示させることが可能です。初期設定では全て非表示になっているため、必要な項目を表示させましょう。
まとめ
SBI証券のスクリーニング機能の特徴と使い方、活用方法について紹介しました。まとめると以下の通りです。
- SBI証券のスクリーニング機能はシンプルな画面構成で初心者でも扱いやすい
- SBI証券のスクリーニング機能には複数の高度な検索機能が備わっている
- 無料で繰り返しスクリーニング機能が実行できる
SBI証券のスクリーニング機能は、33業種から選択でき、投資金額や市場、テクニカル指標など様々な検索機能が備わっています。クォンツスコアを活用することで、他社にはない独自の検索が可能となります。
また、条件設定を活用することで、投資知識に乏しい初心者でも簡単にスクリーニング機能が検索できます。無料で何度も利用できるため、条件を組み替えながら、使い方に慣れていきましょう。
当サイトおすすめネット証券
SBI証券は格安の手数料が特徴の最大手のネット証券です。
手数料が安いだけでなく豊富な取扱商品、充実したサービスも含めた総合力が魅力で、口座数、売買代金ともに圧倒的なネット証券No1です。
当サイトでもイチオシで、初心者からデイトレーダーや長期投資家などタイプを問わず、すべての投資家のパートナーになります。
楽天証券は安い手数料、豊富な取り扱い商品、充実したサービスで人気の大手証券会社です。
口座開設や取引で楽天スーパーポイントをためることもでき、わかりやすい取引サイトにも定評があります。
高機能ツールの「マーケットスピード」が簡単な条件で無料利用できる点も大きな魅力で、どんな人にもおすすめできる証券会社です。
マネックス証券は「今日の株価よりも10年後のあなたのために」を掲げ、ファンの多い長期投資向きのネット証券です。
株式手数料は100円からと小口の取引手数料は業界最安水準で、投資初心者に優しくなっています。
また、外国株式に強みがあり、手数料も安いので今後グローバルに投資をしたい方にもおすすめです。
IPO投資におすすめの証券会社
IPOは当選すれば高確率で値上がりが期待できる、超低リスクハイリターンの人気投資法です。
人気ゆえに激しい競争率がネックで、当選は難しいと考えている人もいますが、コツをつかめば当選確率は驚くほど上がります。
当サイトではIPOの当選確率を上げる方法やおすすめの証券会社を紹介していますので、IPO投資に興味がある人はぜひ参考にしてください。