SBI証券で電話注文をする方法、手数料、メリット
証券を電話注文で買うのは手数料が高いことを理由に、敬遠するかたが多いですが、SBI証券の電話注文は他の証券会社に比べて手数料が安く、複数のコースから選べます。
この記事では、SBI証券で日本株を電話注文する3通りのコースそれぞれの方法、手数料、メリットについて説明します。
SBI証券で電話注文をする方法、手数料、メリット
SBI証券で日本株を電話注文するには、「インターネットコース」「ダイレクトコース」「IFAコース」の3通りの方法があります。それぞれ、手数料が異なります。
いずれのコースにおいても、電話連絡ができる時間帯は、年末年始を除く平日8時~18時です。週明けや週末は電話が集中しやすく、証券取引所の営業時間帯も電話がつながりにくいです。15時以降が比較的電話がつながりやすいです。
インターネットコース
インターネットコースは、インターネットを利用して株式取引をする、通常の方法です。インターネットコースで電話注文する場合は、カスタマーセンター0120-104-214まで電話をかけます。語呂合わせで「トーシニイーヨ」と覚えましょう。
固定電話ではなく携帯電話でインターネットコースを利用する場合は、ナビダイヤル0570-550-104まで電話をかけます。語呂合わせで「ゴーゴートーシ」と覚えましょう。フリーダイヤルではないため、20秒当たり10円の通話料が必要です。
インターネットコースにおける国内株式の電話注文手数料と、PTS取引は以下の通りです。
1注文の約定金額 | 電話注文手数料 | PTS取引 |
---|---|---|
50万円以下 | 2,000円 | 1,900円 |
100万円以下 | 3,600円 | 3,420円 |
150万円以下 | 4,400円 | 4,180円 |
150万円超 | 6,400円 | 6,080円 |
他の証券会社と比較して、約定金額が30万円超~100万円以下の場合、手数料が最安値クラスになります。また、150万円を超えると一律6,400円のため、安心感があります。
ダイレクトコース
ダイレクトコースでは、「SBIダイレクト」に対し、電話による投資相談や電話注文を行うことができます。ダイレクトコースの申し込みは、最寄りのSBIマネープラザ店舗で行います。SBIマネープラザは全国20か所にあります。
インターネットコースからダイレクトコースに変更する場合、上記のカスタマーセンターまで電話した上で、SBIマネープラザ店舗で手続きしましょう。一部店舗では申し込みできません。また、インターネットや郵送での申し込みは出来ません。
ダイレクトコースを利用する場合、マネープラザカスタマーセンター0120-142-892まで電話しましょう。または取引のある取扱店に電話することも可能です。
ダイレクトコースにおける入出金は、銀行振込のみとなります。また、SBI証券から約定の連絡は行われません。SBI証券のWebサイトで確認しましょう。
ダイレクトコースにおける国内株式の電話注文手数料と、PTS取引の場合は以下の通りです。
1注文の約定金額 | 電話注文手数料 | PTS取引 |
---|---|---|
10万円以下 | 858円 | 815円 |
30万円以下 | 1,905円 | 1,810円 |
50万円以下 | 2,572円 | 2,443円 |
100万円以下 | 4,000円 | 3,800円 |
150万円以下 | 5,715円 | 5,429円 |
200万円以下 | 7,905円 | 7,510円 |
250万円以下 | 9,542円 | 9,048円 |
300万円以下 | 11,429円 | 10,858円 |
400万円以下 | 15,239円 | 14,477円 |
500万円以下 | 19,048円 | 18,096円 |
1,000万円以下 | 28,572円 | 27,143円 |
2,000万円以下 | 34,286円 | 32,572円 |
3,000万円以下 | 38,096円 | 36,191円 |
3,000万円超 | 46,667円 | 44,334円 |
他の証券会社と比較して、約定金額が30万円以下の場合、手数料が最安値になります。その反面、約定金額に比例して手数料が高額になります。
そのため、ダイレクトコースは約定金額が低いかたにとってメリットが大きいです。
IFAコース
IFAコースは、全国各地に店舗があるSBIマネープラザ株式会社に対し、金融商品仲介業者での投資相談や電話による投資相談、電話注文を行うことができます。IFAコースの申し込みは、最寄りのSBIマネープラザ店舗または金融商品仲介業者で行います。
インターネットコースからIFAコースに変更する場合、上記のカスタマーセンターまで電話した上で、手続きしましょう。一部の金融商品仲介業者においては、インターネットによる口座開設が可能です。
IFAコースを利用する場合、IFAサポート0120-581-861まで電話しましょう。または取引のある取扱店に電話することも可能です。
IFAコースにおける入出金は、銀行振込のみとなります。また、SBI証券から約定の連絡は行われません。SBI証券のWebサイトで確認しましょう。
IFAコースにおける国内株式の電話注文手数料は、PTS取引の場合は以下の通りです。
1注文の約定金額 | 電話注文手数料 | PTS取引 |
---|---|---|
10万円以下 | 900円 | 856円 |
30万円以下 | 1,600円 | 1,520円 |
50万円以下 | 2,300円 | 2,185円 |
100万円以下 | 3,900円 | 3,705円 |
150万円以下 | 5,200円 | 4,940円 |
150万円超 | 7,800円 | 7,411円 |
IFAコースを利用すると、ダイレクトコースよりさらに安い手数料となる上、約定金額が150万円を超えると一律7,800円のため、安心感があります。ただし、IFAに対しコンサルティングなど、別途料金を払う可能性があります。
注意点とメリット
電話注文は、インターネット上の取引と比較して、手数料が高いです。その反面、パソコンやスマートフォンの操作が苦手なかたや、ネット回線にトラブルがあるなどの緊急時には、電話注文の方が優れています。
また、ネット上では分からない細かい情報や、特殊な注文をする場合には、機械よりも人間の方が素早く対応してくれるメリットがあります。
まとめ
SBI証券で電話注文をする方法、手数料、メリットを3通りのコースそれぞれについて紹介しました。
まとめると以下の通りです。
- 電話注文は細かい情報や特殊な注文をする場合に便利
- SBI証券にはインターネットコース・ダイレクトコース・IFAコースのいずれかで電話注文可能
- それぞれのコースごと、約定金額に応じて手数料が異なる
SBI証券には、インターネットコース・ダイレクトコース・IFAコースと3通りのコースで電話注文が可能です。それぞれ手数料や、連絡先が異なります。ダイレクトコース・IFAコースを利用した場合は、所定の手続きが必要です。
電話注文の手数料は、ネット注文と比較して高いですが、インターネットの操作が苦手なかたが細かい情報を相談しながら行うには便利です。また、ネットやパソコンのトラブルなどの緊急時に、電話注文を利用することもできます。
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