楽天証券で売却した株を現金化するまでに必要な日数
楽天証券では様々な国内株式、海外株式、投資信託を取り扱っています。
保有している銘柄は売却によって現金化することができ、利益を得られます。
出金可能になるまでの日数は投資商品によって異なるため、ここでは国内株式、海外株式、投資信託の売却方法や現金化までの日数をまとめました。
国内株式を楽天証券で売却して現金化するまでの方法、日数
国内株式を売却する方法
楽天証券のマイページにログインし、国内株式タブを選択します。保有している銘柄を売却する場合、注文タブから現物取引を選択します。
注文画面で売り注文を選択し、各口座の保有銘柄のなかから売却したい銘柄の「売り」ボタンをクリックしましょう。
売り注文の詳細画面で、市場や売却する株式数、執行条件、取引暗証番号を入力すると手続き完了です。
国内株式売却後の出金指示
楽天証券では、国内株式売却後にすぐ出金指示をすることができます。ただし、国内株式の現金化ができるのは受渡日以降です。
最短で現金化するためには、受渡日までに出金指示をしておくとスムーズです。
国内株式の受渡日
国内株式の受渡日は約定日から3営業日後です。たとえば木曜日に約定した場合、通常は翌週火曜日が受渡日です。
国内株式の売却後すぐに買付余力に反映されますが、実際に楽天証券の口座へ売却代金が振り込まれるのは受渡日になってからです。
そのため、金融機関への出金は受渡日以降に限定されます。
国内株式売却後に現金化するまでの日数
売却が完了した約定日から3営業日後に出金が可能です。
らくらく出金は当日出金に対応しているため、土日祝日を含まない場合は最短で売却日の4日後に現金化できます。
土日祝日を含む場合はその日数が加算されます。また通常出金は翌営業日振込になるため、らくらく出金よりも現金化までの時間がかかることが特徴です。
出金指示後の流れ
出金指示後の流れは、出金指示を行った日や出金方法によって異なります。
マネーブリッジのらくらく出金を利用している場合
マネーブリッジのらくらく出金は、リアルタイムで出金が可能です。
火曜日が受渡日の場合、売却代金は火曜日の0時5分から当日出金できます。らくらく出金は楽天証券のメンテナンスを除く、0時5分から23時55分まで利用可能です。
出金可能額は1,000円以上1,000万円までで設定できます。
マネーブリッジの自動スイープ入出金を利用している場合
出金指示の必要はありません。証券口座に残しておく金額を設定している場合は、その金額を除いて自動的に出金されます。
国内株式の売却代金は基本的に、受渡日当日の夜間に出金されます。
通常出金の場合
営業日の15時30分までに振込指示を行った場合、翌営業日の振込です。受渡日の15時30分までに出金指示を行うと、最短で現金化できます。
信用取引利用時の注意点
信用取引では株式の売却代金が保証金として拘束されるケースがあります。この場合は全額出金はできないため、あらかじめ注意が必要です。
海外株式を楽天証券で売却して現金化するまでの方法、日数
楽天証券で取り扱われている海外株式
楽天証券では、米国株式、中国株式、アセアン株式を取引することができます。それぞれ受渡日が国内株式と異なるため、株式の売却から現金化までの日数も異なります。
なお、海外ETFの取引ルールは各国株式の取引ルールに準じます。たとえば米国ETFの場合、売却からの流れは米国株式と同様です。
海外株式を売却する方法
楽天証券にログイン後、マイページで海外株式タブを選択します。注文タブから各種海外株式の注文画面に移動しましょう。
売り注文を選択すると、持っている株を売却することができます。注文画面では売却する株式数や執行条件、決済方法を選択します。最後に入力確認画面で取引暗証番号を入力すると手続き完了です。
海外株式売却後の出金指示
海外株式を売却後、約定した後はすぐに出金指示が可能です。ただし実際に出金されるのは受渡日のため、タイムラグがあります。
米国株式の受渡日
米国株式の受渡日は、楽天証券の約定日から4営業日目です。楽天証券の約定日は現地での約定日の翌営業日になるため、注意が必要です。
たとえば金曜日に米国株式を取引した場合、土日を挟むため楽天証券の約定日は月曜日です。月曜日の国内約定日を含む4営業日目が受渡日のため、木曜日が受渡日になります。
中国株式の受渡日
中国株式には香港株と上海A株がありますが、どちらも受渡日の設定は同じです。
中国株式は国内が休場日でも現地が開場している時にはリアルタイムで取引ができます。0時から市場取引時間中は当日注文扱いです。
20時以降は翌営業日注文となり、土日祝日は翌営業日注文です。
中国株式の受渡日は、国内約定日から4営業日目です。たとえば国内約定日が水曜日の場合、通常翌週の月曜日が受渡日になります。
香港株式の市場取引時間
月曜から金曜 10時30分から13時と14時から17時10分
上海A株式の市場取引時間
月曜から金曜 10時30分から12時30分と14時から16時
アセアン株式の受渡日
アセアン株式にはシンガポール株式、タイ株式、マレーシア株式、インドネシア株式があります。
すべて楽天証券の約定日から4営業日目が受渡日です。
注文受付時間や市場取引時間は株式ごとに異なります。0時から各市場取引時間終了までの取引は当日注文扱いです。20時30分以降と土日は翌営業日の注文です。
シンガポール株式の市場取引時間
月曜から金曜 10時から18時4分
タイ株式の市場取引時間
月曜から金曜 12時から14時30分と16時30分から18時30分
マレーシア株式の市場取引時間
月曜から金曜 10時から13時30分と15時30分から17時50分
インドネシア株式の市場取引時間
月曜から木曜 11時から14時と15時30分から18時
金曜 11時から13時30分と16時から18時
海外株式売却後に現金化するまでの日数
米国株式を現金化するまでの日数
米国株式の場合、株式の売却を行った日から楽天証券での約定日まで1営業日かかります。楽天証券の約定日から数えて4営業日目が受渡日です。
取引が月曜日の場合、楽天証券の約定日は火曜日です。受渡日は金曜日のため、取引から最短で5日間かかります。
土日や祝日を含む場合は、受渡日までの期間が長くなるため注意しましょう。らくらく出金や自動スイープ入出金を利用している場合は最短で5日目に金融機関へ振込されます。
通常出金を利用する場合は月曜日取引で金曜日が受渡日になると、翌週の月曜日に振込が行われます。そのため現金化までには最短で8日かかります。
中国株式を現金化するまでの日数
中国株式は国内の約定日から4営業日目が受渡日です。
香港株の場合平日17時10分までの注文は当日扱いで、上海A株の場合は平日16時までの注文が当日扱いです。
月曜日に株式を売却すると木曜日が受渡日になるため、らくらく出金や自動スイープ入出金では取引から現金化まで最短で4日かかります。
通常出金の場合は月曜日取引で木曜日が受渡日の場合、金曜日に振込されます。現金化までの日数は最短で5日です。
アセアン株式を現金化するまでの日数
アセアン株式も中国株式と同様、市場取引時間中の注文は当日扱いです。
受渡日は4営業日目のため、月曜日の注文は木曜日が受渡日になります。
現金化までの日数はらくらく出金や自動スイープ入出金を利用している場合は最短4日、通常出金の場合は最短5日かかります。
海外株式を外貨で出金する場合
米国株式は、ドルで購入することもできます。楽天証券総合口座では米ドル、ユーロ、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、カナダドルの入出金に対応しています。
そのまま外貨で出金する場合には、別途手続きが必要です。
楽天証券のカスタマーサービスセンターに連絡し、出金先の口座や通貨、出金金額を指定します。
出金予定日はカスタマーサービスセンターより案内がありますが、出金日は翌営業日のみです。
金融機関の状況により、振込完了までは時間がかかることがあります。
投資信託を楽天証券で売却して現金化するまでの方法、日数
投資信託を売却する方法
投資信託は、解約注文を行うことで売却できます。楽天証券ではマイページにログインし、投信タブから注文を選択します。
投資信託注文の画面で解約注文を選択し、解約するファンドを選びましょう。解約は全部解約と一部解約を選択できます。
口数を入力し、注文確認画面で取引暗証番号を入力すると手続き完了です。
投資信託の受渡日
投資信託は投資先によって約定日が異なります。また、約定日から受渡日も銘柄によって異なります。
詳しい約定日と受渡日は目論見書に記載されているため、個別に確認が必要です。
投資先が国内の場合
投資先が国内の場合は、一般的に解約申込の当日または翌営業日が約定日です。当日解約扱いになる締切時間はファンドごとに異なります。
受渡日は約定日から数えて4営業日目です。
投資先が外国の場合
解約注文の翌営業日が約定日です。ただし当日解約締切時間を過ぎた注文は翌業日扱いになるため、翌々営業日が約定日になることもあります。
受渡日は約定日から数えて5営業日目です。
投資先が新興国の場合
一般の外国資産と同じく、解約申込の翌営業日または翌々営業日が約定日です。
売却代金の受渡日は国やファンドによって異なりますが、6営業日から8営業日後が一般的です。
投資信託の売却代金の計算
投資信託は解約申込日ではなく、約定日の基準価額で売却されます。
その日の基準価額はすぐに確認することはできませんが、Webサイトの銘柄情報や取引報告書などで後日確認が可能です。
投資信託を売却する場合の注意点
投資信託はファンドごとに細かい設定が異なるため、売却日数などの詳細を確認するためにはそれぞれの目論見書を見る必要があります。
また国内以外の資産に投資する場合は受渡日まで8営業日かかることもあり、出金可能日まで時間がかかります。
実際に出金したい日から10日ほど余裕を持って投資信託を解約することが大切です。
投資信託を売却して現金化するまでの日数
国内資産に投資する場合、最短で解約申込当日に約定され、受渡日は4営業日目です。月曜日に約定した場合、木曜日に売却代金が受渡されます。
らくらく出金、自動スイープ出金を利用している場合は、解約申込から最短4日で投資信託の売却資金を受け取ることができます。
通常出金の場合は木曜日の15時30分までに出金指示をすると、金曜日に振り込まれます。15時30分以降の出金指示の場合は、月曜日に振り込まれます。
最短では5日、土日を挟む場合は8日です。
外国資産に投資する場合、最短で解約申込の翌営業日が約定日で、受渡日は約定日の5営業日目が一般的です。月曜日に解約申込をした場合、最短で火曜日に約定されます。
受渡日は翌週月曜日となり、らくらく出金か自動スイープ入出金では、売却までにかかる日数は最短8日です。
通常出金は出金まで最短で9日かかります。
新興国資産に投資する場合は、最短で解約申込の翌営業日が約定日です。受渡日は6営業日から8営業日目のため、月曜日に解約申込を行い、火曜日に約定すると最短で翌週火曜日が受渡日です。
らくらく出金、自動スイープ入出金の場合、売却までにかかる日数は9日から11日です。
通常出金の場合は、10日から12日かかります。
まとめ
ここまで楽天証券で株式や投資信託を売却し、現金化する方法や日数について見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- 国内株式を現金化するまでの日数は最短4日
- 海外株式を現金化するまでの日数は最短4日から5日
- 投資信託を現金化するまでの日数はファンドによって異なるが最短5日
国内株式、海外株式、投資信託はすべて売却を行った当日に現金化することはできません。
買付余力に反映することはありますが、実際に楽天証券の口座に売却代金が振り込まれるのは受渡日になるためです。
また楽天証券ではマネーブリッジを設定している場合に限り、リアルタイムの出金が可能です。
それ以外の金融機関への出金は翌営業日扱いとなり、現金化までの日数がかかります。
国内株式と中国株式、アセアン株式は最短で4日、米国株式は最短5日、投資信託は国内が投資先のもので最短5日です。
実際に出金ができるまで日数がかかるため、余裕を持って売却を行いましょう。
当サイトおすすめネット証券
SBI証券は格安の手数料が特徴の最大手のネット証券です。
手数料が安いだけでなく豊富な取扱商品、充実したサービスも含めた総合力が魅力で、口座数、売買代金ともに圧倒的なネット証券No1です。
当サイトでもイチオシで、初心者からデイトレーダーや長期投資家などタイプを問わず、すべての投資家のパートナーになります。
楽天証券は安い手数料、豊富な取り扱い商品、充実したサービスで人気の大手証券会社です。
口座開設や取引で楽天スーパーポイントをためることもでき、わかりやすい取引サイトにも定評があります。
高機能ツールの「マーケットスピード」が簡単な条件で無料利用できる点も大きな魅力で、どんな人にもおすすめできる証券会社です。
マネックス証券は「今日の株価よりも10年後のあなたのために」を掲げ、ファンの多い長期投資向きのネット証券です。
株式手数料は100円からと小口の取引手数料は業界最安水準で、投資初心者に優しくなっています。
また、外国株式に強みがあり、手数料も安いので今後グローバルに投資をしたい方にもおすすめです。
IPO投資におすすめの証券会社
IPOは当選すれば高確率で値上がりが期待できる、超低リスクハイリターンの人気投資法です。
人気ゆえに激しい競争率がネックで、当選は難しいと考えている人もいますが、コツをつかめば当選確率は驚くほど上がります。
当サイトではIPOの当選確率を上げる方法やおすすめの証券会社を紹介していますので、IPO投資に興味がある人はぜひ参考にしてください。