楽天証券はMacでも使える?各サービスのMacへの対応状況と注意点
Macユーザーの割合は5~10%の間を推移していると言われていますが、Windowsに比べてMacに対応していないソフトウェアやツールが多いのが実情です。証券会社のツールもその一つで、Macを所持するトレーダーから不満の声が出ていました。
そんな中、Macに対応したトレーディングツールに、国内の証券会社でいち早く着手したのが、楽天証券です。どのようなツールが使えるのか、そしてMacでWindowsと同じようなサービスが使えるのかについてまとめました。
楽天証券はMacでも使える?各サービスのMacへの対応状況と注意点
楽天証券を含めたネット証券で、ブラウザ上の取引はどの証券会社でも可能です。しかし、ツールを使う方が便利でスピーディーに取引できるため、多くのかたがツールを使用して取引しています。
しかしながら、Windowsのみで使えるツールばかりで、Macユーザーはブラウザで取引せざるを得ない時期が長く続いていました。
ところが、楽天証券は業界に先駆けて2014年末に、Macに対応したマーケットスピードを開始しました。Macユーザーが増えてきたため、その要望に応えるためです。
2015年にはさらに機能を充実させたバージョン2がリリースされ、iPhoneやiPadなどとの連携がよりスムーズになり、マーケットスピードで登録したお気に入り銘柄をWebサイトやiPhone、iPadでも確認できるようになりました。
これにより、口座管理をMacパソコンで行い、iPhoneやiPadで取引を行うことが容易になりました。ただしiPhoneやiPadにマーケットスピードはインストールできず、代わりにiSPEEDをインストールして使いましょう。
楽天証券の取引ツールがMacに対応して以降、GMOクリック証券などもMacに対応していますが、多くの証券会社のツールはMacに対応していないか、部分的にしか対応していません。
Macに対応したマーケットスピードは、2015年のバージョンアップで発注機能も搭載したことにより、それ以降はWindowsのマーケットスピードと同等の性能を持っています。さらに、デザインがMacユーザー向けに刷新されました。
Mac版とWindows版とでは画面構成や配色などが異なり、Mac版のマーケットスピードの方がスタイリッシュ感があります。例として注文ポップアップを使うことにより、常に画面にぴったり合うようにサイズがカスタマイズされます。
これは、Macユーザーの多くがデザインの良さにこだわっていることを楽天証券が考慮した結果です。事実、デザイナーの多くがWindowsではなくMacを使用しています。
Mac版マーケットスピード
Mac版マーケットスピードは、App Storeから無料でダウンロードできます。App Storeで「楽天証券」と検索し、その中から探しましょう。Dockに追加しておくと常に表示されるため、便利に使えます。
Macでマーケットスピードを使う場合、OSはバージョン10以降を使いましょう。ブラウザはSafari9以上、メモリは2GB以上、空き容量は少なくとも8GBは必要です。ほとんどのアップル製パソコンに対応しています。
ブラウザ版の取引画面と比べ、マーケットスピードを使うとワンクリックまたはドラッグアンドドロップで作業が進むため、ストレスなく取引できます。利用料は無料です。
一番大きな特徴が、Windowsにはない「マイボード」です。これを使うと、自分が気に入った銘柄をドラッグアンドドロップで登録し、その気配値を一覧表示できます。
このマイボードは、iPhoneやiPadで閲覧できるのも、Mac独自の機能です。マイボードには最大100銘柄まで登録でき、表示方法も4タイプから選択できます。
さらに、楽天証券版の日経テレコン21が無料で利用できます。日経テレコン21は、東京証券取引所への上場企業の7割が導入するデータベースです。過去一年分の新聞記事検索など、充実した機能がそろっています。
日経テレコン21でおすすめの記事は、会社四季報や日経新聞の朝刊・夕刊です。これらの記事は株式取引には欠かせない情報のため、これらが無料で手に入るのは大きなメリットです。
Mac版マーケットスピードでは、銘柄検索も便利です。「銘柄セレクター」を使用することにより、好みの銘柄検索はもちろん、検索履歴やお気に入り銘柄、銘柄ランキング、保有株式、信用建玉など多くの情報が得られます。
注意点
Mac版のマーケットスピードには、注意点もいくつかあります。まず、Windows版のマーケットスピードと同様、国内株式の取引にのみ対応しています。海外株式などには使用できません。
Windows版のマーケットスピードユーザーに人気の高い「フル板」も、Mac版では使用できません。フル板がない代わりに、マイボードがその不足分を補っています。
また、Windows版では取引を高速化する板発注機能「武蔵」や、エクスプレス注文も使えません。そのため、Mac版では若干取引スピードが劣っています。
さらにMac版は日経225先物にも対応していないことにも注意が必要ですが、これらの課題は今後、新たなバージョンアップで解消される可能性もあります。
まとめ
楽天証券でMacユーザーが使えるマーケットスピードについて、対応状況や注意点を紹介しました。まとめると以下の通りです。
- 楽天証券はMac対応のツール、マーケットスピードをいち早く導入した
- Mac版マーケットスピードはWindows版とは機能が多少異なる
- Mac版マーケットスピードならでは便利なサービスも多くある
楽天証券は、他の証券会社に先駆けて、Macユーザーの要望に応えてマーケットスピードをMacにも対応させました。iPhoneやiPadとの連携もスムーズで、Windows版に劣らない高性能のツールです。
他の証券会社はまだMacに対応していないところが多いため、楽天証券はMacユーザー向けです。ただし、Windows版に搭載されているフル板など、一部使えない機能もあるため、注意が必要です。
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