auカブコム証券の株式・投信担保サービスの特徴、メリットと注意点
auカブコム証券では株式や投資信託を担保にできるサービスがあります。
現金なしで先物・オプション取引やFX取引ができるため、多くの現金を準備する必要がありません。
しかし取引中に損失が出た場合や担保の価値が下がった場合、追証の可能性が出てきます。
ここではauカブコム証券で株式・投信担保サービスを利用した場合のメリットと、注意点について紹介します。
auカブコム証券の株式・投信担保サービスの特徴とメリット
auカブコム証券の株式・投信担保サービスとは
auカブコム証券で信用取引や先物・オプション取引、FX取引などを行っているかたに適したサービスです。
保有中の株式や投資信託を担保に、取引を行うことができます。
現金の入金が少ない場合でも多くの取引ができます。また追証発生の可能性が低くなるため、資金に余裕を持って取引を行いたいかたに最適です。
原則先物・オプション取引やFX取引では現金の入金が必要ですが、現物株式や投資信託を保有している場合に限り現金なしでも取引ができます。
auカブコム証券の株式・投信担保サービスの特徴
主なネット証券では、株式や投資信託を担保に取引ができます。しかし株式と投資信託両方が信用取引、先物・オプション取引、FX取引すべての取引の担保になる証券会社はauカブコム証券に限られます。
他社の場合投資信託が担保にならないところが多く、FX取引は担保の対象外のケースが大半です。
信用取引以外にも担保サービスが利用できるため、利用範囲が広いことが特徴です。
現物株式や投資信託の保有が多いかたは、取引の幅が広がります。
株式・投信担保サービスのメリット
現金がなくても取引ができる
信用取引の場合は最低限の保証金が必須ですが、先物・オプション取引、FX取引の場合は現金なしでも取引ができます。現金を用意する必要がないので、面倒な入金処理や現金を先物・オプション口座やFX口座に入金したままにしておきたくないかたにも適しています。
現物株式、投資信託の70%から80%が担保になるため、取引できる金額も大きくスムーズです。
株式や投資信託が有効活用できる
通常、株式や投資信託の長期保有を考えた場合、様子を見るだけで他のことに使用できません。株式・投信担保サービスは株式や投資信託を長期保有するかたが、投資商品を有効活用して利益を得ることができるサービスです。
現物取引の担保を生かしてFX取引を行うと、株の値上がりだけでなく為替変動でも利益を狙うことができます。スワップポイントも付与され、長期保有を考えるかたは更にお得です。
担保サービスを利用している間も株主の権利は活用できる
株主優待や配当金など、株を保有しているかたに付与される権利は担保サービスの利用中も継続します。
株式の配当金を受け取り、株主優待をもらいながら信用取引、先物・オプション取引、FX取引で更に利益を狙うことができます。
auカブコム証券の株式・投信担保サービスの注意点
株式・投信担保サービスの注意点
メリットの大きい株式・投信担保サービスですが、いくつかの注意点やデメリットがあります。
担保扱いとなるため、資金が用意できる場合は無理に株式や投資信託の保有状況を意識する必要はありません。
保有商品の100%は担保にならない
株式や投資信託を担保にする場合、現金と異なり商品の基準価額がそのまま担保にはなりません。
信用取引の場合は前営業日の価格で価値が計算され、80%が担保となります。先物・オプション取引では70%、FX取引でも70%です。
現金を用意した場合は100%が利用できるため、あえて株式や投資信託を買付して担保にするメリットはありません。
投資商品の時価によって担保額が変わる
投資商品は価値が時期によって異なります。急に相場が下落するケースもあり、価値が変わった場合は担保の価格も変わります。
商品の価値が変わることで突然追証が発生するケースもあるため、担保に頼りすぎることは禁物です。
すぐに入金できる資金があるかたは問題ありませんが、追証発生時に自動入金するサービスなどを設定しておいた方が担保を活用しやすいでしょう。
追証や保証金不足が発生した場合は保有商品の強制決済の可能性がある
株式や投信を担保にしていて追証や保証金不足が発生した場合、保有商品が強制決済される可能性があります。
現金で取引している場合も保有商品の強制決済は発生しますが、投資商品が担保になっている分価値が下がった場合に現金の入金が必要です。
現金に余裕がない状態で株式や投資信託を担保にした場合、強制決済の可能性も高まります。
資金を持っていない場合でも取引ができてしまう
実際には必要な資金がない状態で担保を利用すると、急な相場変動の場合に多額の追証が発生します。
追証発生時に資金が入金できない場合、すべての投資商品が強制決済の対象です。すでに株式や投資信託を担保にしている場合、強制決済後も足りない資金の入金が必要です。
入金ができない場合遅延損害金など、余計なコストがかかる可能性があります。
資金に余裕がない場合は担保の利用は避けて、追証が発生した場合も対応できる状態で取引を行う方が安心です。
現物取引を行っていない場合は利用できない
信用取引や先物・オプション取引で買付している投資商品は担保の対象外です。
信用取引や先物・オプション取引だけでなく積極的に現物取引を行っている場合のみ担保サービスを利用できます。
現物取引がない場合担保は利用できないため、担保サービスのメリットはありません。
まとめ
ここまでauカブコム証券の株式・投信担保サービスについて見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- auカブコム証券では信用取引、先物・オプション取引、FX取引に担保が使える
- 現金がなくても取引できるため利益を得やすくなる
- 追証が発生した場合はすぐに現金が必要になるため注意が必要
auカブコム証券の株式・投信担保サービスは、信用取引、先物・オプション取引、FX取引と多くの取引に利用できる点が特徴です。
他社に比べて担保利用できる範囲が広く、株式と投資信託どちらも担保になるため利用しやすいサービスです。
現金がない状態でも取引できるため、大きな利益を得たいかたに適しています。また保証金と担保を合わせて余裕を持った取引ができるため、追証発生の可能性も減らすことができます。
しかし担保だけで取引を行うと、追証や保証金不足が発生した場合に現金が必要になります。
相場の一時的な急変でも追証発生の可能性があるため注意が必要です。
株式・投信担保サービスを利用する場合は、追証が発生した時に現金が用意できる範囲で取引を行うことがおすすめです。
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