マネックス・ゴールドの特徴と取扱商品、手数料
ネット証券でも金やプラチナなどの貴金属取引を扱っている会社が増えています。
マネックス証券でも貴金属取引を扱うマネックス・ゴールド口座の開設が可能です。貴金属は株や為替と相場が連動しないため、分散投資に最適です。
ここではマネックス証券のマネックス・ゴールドの特徴など、貴金属取引の詳細をまとめました。
マネックス・ゴールドの特徴と取扱商品、手数料
マネックス・ゴールドの特徴と取扱商品
マネックス証券では、通常の総合口座の他に貴金属の取引ができるマネックス・ゴールド口座の開設が可能です。
ゴールド、プラチナ、シルバーの取引ができ、少額投資に対応しています。
ネット証券ではWeb上の取引のみ取り扱っていることも多いですが、マネックス証券では純金の自宅お届けにも対応しています。
実際に貴金属を保有したいかたにも最適です。現物の引き出しに対応している商品はゴールドのみでプラチナやシルバーは対応していません。
マネックス・ゴールドの取引方法
マネックス・ゴールドはスポット買付と積立に対応しています。スポット買付、積立どちらも1,000円以上1,000円単位での買付が可能です。
ゴールドとプラチナは1g以上1g単位で指定でき、シルバーは10g以上10g単位で買付できます。
買付方法は金額指定と重量指定が可能で、積立も定額と定量を選択可能です。
マネックス・ゴールドは通常の総合口座では買付できず、総合口座開設後にマネックス・ゴールドの口座開設手続きが必要です。
ログイン後のマイページから申込手続きが可能で、登録のメールアドレスと電話番号を共有します。
利用されるメールアドレスはメールアドレス1に登録されているものです。
申込の翌営業日にメールが届きます。ユーザーIDと初期パスワードを確認してログインを行いましょう。資金は総合口座から振替を行います。
マネックス・ゴールドの取引にかかる手数料
マネックス・ゴールドでの貴金属取引には、買付時に税込き2.75%の手数料がかかります。
スポット買付と積立買付どちらも同じです。売却時には手数料はかかりません。
マネックス証券は楽天証券と同様の手数料形態で、取扱商品や取引方法も似通っています。
SBI証券は手数料が税込2.2%のため、買付時のコスト軽減を期待するかたはSBI証券が適しています。
またauカブコム証券でもETF取引に限り貴金属に投資が可能です。ETFは信託報酬がかかるため、一般の金・プラチナ取引とはやや趣向が異なります。
純金お届けには別途手数料が発生します。100g1本につき税6,000円が必要で、1,000g1本につき25,000円が必要です。
送料は1回5,000gまで2,000円です。また自宅に純金が届くまで約1週間ほどかかります。
マネックス証券と同じく貴金属の現物可に対応しているSBI証券では、ゴールドとプラチナの現物化が可能です。
SBI証券ではニューヨークで貴金属を保管しているため、配送費用や消費税などは米ドルのレートによって変わります。
正確な費用は申込後に確定するため、マネックス証券のようにあらかじめ費用を知ることができません。
プラチナを現物化したいかたや、米ドルのレートが安い場合はSBI証券が適しています。
マネックス・ゴールドの取引ルール
マネックス・ゴールドは営業日の15時までに約定した申込分は当日扱いで処理が行われます。営業日16時以降の約定は翌営業日扱いです。
受渡日は取引日を含めて3営業日目です。資金振替は前営業日の19時から当日19時までの振替指示で翌営業日12時頃に資金反映が可能です。
またマネックス・ゴールド口座から総合口座に資金を振り替える場合も、前営業日15時30分から当日15時30分までの振替指示で当日17時頃の反映です。
リアルタイムで資金が反映しないため、取引をしたい場合は事前に振替指示が必要です。
積立は設定した金額や重量を営業日で割った分が毎営業日買付されるため、事前に資金の振替が必要です。
定額プランの場合は当月25日に拘束されますが、定量プランの場合は購入資金が決定していないため資金の拘束はありません。
定額積立では25日時点の預り金残高が足りない場合は積立が行われず、翌月25日時点で資金が回復している場合は翌々月に積立が再開します。
定額プランの積立設定は積立ができない場合でも自動的に解除されることはありません。積立をやめる場合は解除設定が必要です。
定量プランの積立では7営業日連続で買付ができなかった場合、積立設定の解除が行われます。
積立プランの設定変更や解除はメンテナンス時間以外いつでも可能です。
証券会社以外での金・プラチナ取引
証券会社以外でも、貴金属を取り扱う店舗は多く、場合によっては手数料無料で取引が可能です。
しかし店舗での貴金属取引は1g単位での取引が難しく、ある程度まとまった重量の取引が基本です。少額で貴金属取引を行いたい場合は、ネット証券が適しています。
純金やプラチナの現物化に対応している証券会社もあるため、手元で保管したいかたも利用可能です。
手数料面ではリアル店舗やオンラインの現物取引が有利なことが多いため、1回の取引で数十万円の予算がある場合は店舗での取引も視野に入れましょう。
まとめ
ここまでマネックス・ゴールドの詳細について見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- マネックス・ゴールド口座ではゴールド、プラチナ、シルバーの取引が可能
- ゴールドは現物化にも対応している
- スポット買付と積立買付に対応し、1,000円からの少額取引ができる
マネックス・ゴールド口座はゴールド、プラチナ、シルバーの取引がしたいかた向けの口座です。
総合口座を開設しているかたが申込できます。通常申込の翌営業日にメールが届き、取引が可能です。
取引を行うには事前に資金の振替処理が必要となるため、まずは総合口座に資金を入金しましょう。翌営業日または翌々営業日に資金振替が反映します。
純金は現物化にも対応しているため、現物で保管したいかたにも向いています。
金やプラチナの取引を扱うネット証券は他にもありますが、楽天証券は手数料と取引形態がほぼ同様です。SBI証券はやや取引手数料が安く設定されています。
auカブコム証券ではマネックス・ゴールドのような金プラチナ専門口座の設定はなく、ETFでの取引が可能です。
金やプラチナは専門店でも取引ができるため、大口取引を考えている場合は手数料が無料となる専門店での取引が有利なケースがあります。
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