マネックス証券のロボアドバイザーの特徴とサービスの比較
マネックス証券のロボアドバイザーは2種類あり、それぞれ異なる特徴を持っています。
投資スタイル、投資資金、ロボアドバイザーに求めることなどから、好きなサービスの利用が可能です。
サービスが提供されている口座種別も異なるため、投資商品を購入する口座の種類を限定している場合は注意が必要です。
ここではマネックス証券で利用できるロボアドバイザーサービスの特徴や、各サービスの比較を行っています。
マネックス証券のロボアドバイザーの特徴とサービスの比較
マネックス証券で利用できる2種類のロボアドバイザー
マネックス証券では投資スタイルや金額に応じて、好みのロボアドバイザーを選択できます。
プロに運用をすべて任せたいかたはMSV LIFEサービスが提供するマネラップがおすすめです。
自分である程度投資の方針を決め、プロにアドバイスを求める場合はマネックスアドバイザーが向いています。
各ロボアドバイザーにはそれぞれ特徴もあり、好みや状況に合わせて選択が可能です。
ロボアドバイザーは金融理論に基づき投資を行うため、感情に惑わされず分散投資を図ることができます。
自動積立に対応しているため、毎月忘れずに同じ金額を投資に回すことも可能です。
マネックス証券のマネラップの特徴
マネラップは少額から投資できることが特徴で、最低1,000円から利用が可能です。
マネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社が投資商品の運用を行い、利益確保を目指します。
運用コストは実質1%以下を目指しており、比較的安価でロボアドバイザーの利用ができます。
投資対象は国内外のETFに限定され、運用コストの軽減が期待できます。
マネラップには簡単な質問に答えるだけで投資スタイルや目的に合わせた投資商品がセレクトされるおまかせコースが設けられており、スマートフォンからでも簡単に投資ができます。
また自分で運用目標を設定する場合はカスタマイズコースを選択できます。
使い方を自分で選ぶことができるため、初心者から投資経験者まで使いやすいサービスです。
複数のプランを同時設定でき、アプリ利用で手軽に日々の投資状況を確認できることも特徴です。
目標に合わせた投資計画の見直しも定期的に行うことができます。
なお資産計画の設定は無料体験で可能です。登録作業なしで資産計画作りを体験でき、マネラップの利用検討が可能です。
マネラップの利用方法
マネラップの利用には、マネックス証券で投資一任口座の開設が必要です。
投資一任口座の開設や維持には費用がかからないため、総合口座と同様にコストをかけずに利用できます。
また開設申込もログイン後のマイページから簡単にできます。
マネックス証券口座に登録しているメールアドレスに連絡があるため、開設申込前にメールアドレスの確認を行っておきましょう。
利用はMSV LIFEのWebサイトから行います。
マネックス証券のマネックスアドバイザーの特徴
マネックスアドバイザーは、マネラップよりやや毎月の投資金額が多いかたにおすすめです。
最低金額は毎月10,000円のため、比較的投資資金が少ないかたでも利用できます。
最低投資金額は50,000円に設定されているため、利用状況によって積立の停止などが行いやすいことも特徴です。
マネックスアドバイザーは各社のロボアドバイザーと比較しても、手数料が安く設定されています。
サービス利用料は年0.324%で投資商品の運用コストは平均で年0.163%程度に設定されています。
かかるコストは年0.487%程度のため、通常の投資信託と比較しても手数料が低めです。
投資対象が国内ETFに限定されていることから、安い運用コストが実現できます。
利用時には5種類の質問に答えるだけで運用プランの提案があり、自分に最適な投資商品が分からないかたも安心して利用できます。
手間もかからず、時間がない場合でも世界の商品に分散投資が可能です。
貸株サービスが利用できることもあり、更に効率良く運用ができます。金利の年率は0.10%に設定されています。
マネックスアドバイザーの利用方法
マネックスアドバイザーはマネックス証券内で提供されるサービスのため、マネックス証券総合口座で利用が可能です。
総合口座開設済のかたは、すぐに利用ができます。まずは無料診断を行い、2,000以上のプランの中からそれぞれに合ったプランが提案されます。
診断後は目標のポートフォリオ詳細や過去に同様のポートフォリオで投資していた場合の利益の確認、10年後のリターン予測など細かい運用プランの確認が可能です。
運用プラン確認後、マネックスアドバイザーの利用申込ができます。契約の同意を行い、申込を完了させるとETFの購入が可能です。
ETFの組み合わせはマネックスアドバイザーが提案しますが、買付手続きは自分で進めます。購入金額を50,000円以上で設定し、ポートフォリオの作成をしましょう。
マネラップとマネックスアドバイザーのサービス比較
マネラップとマネックスアドバイザーの違いはいくつかあります。
まず投資対象が異なり、マネラップは国内ETFだけでなく海外ETFにも投資が可能です。
その分運用コストはマネラップの方が高額で、年0.991%以下を目指しています。
マネックスアドバイザーは国内ETFのみに投資し、運用コストは年0.487%です。コスト面では倍の差があるため、注意が必要です。
投資対象のカテゴリはどちらも株式、債券、REITで大きな差はありません。
マネラップは月1,000円から投資ができる点も魅力です。マネックスアドバイザーは月10,000円からのため、投資資金が毎月10,000円以下のかたはマネラップが最適です。
引き落とし方法は主に証券講座からの引き落としですが、マネックスアドバイザーは全国の金融機関から自動引落も対応しています。
またマネラップで利用する投資一任口座は一般口座のみの扱いで、マネックスアドバイザーは特定口座か一般口座を選択可能です。
特定口座で取引を行いたいかたはマネックスアドバイザーがおすすめです。
他社のロボアドバイザーとマネックス証券の比較
ロボアドバイザーの利用ができる証券会社やサービスは数が多く、投資対象や成果、最低投資額などから自由に選択ができます。
たとえば、マネックス証券以外で独自のロボアドバイザーサービスを提供している証券会社には楽天証券があります。
楽天証券の楽ラップは最低投資額10万円で、投資信託に投資するサービスです。
運用コストは0.70%ですが運用益が出た場合は5%が手数料に設定されています。
利益が出た場合に5%分少なくなるため、利益が高いほど手数料も高くなるしくみです。積立は毎月10,000円から可能で、マネックスアドバイザーと同様の積立額が設定できます。
また各証券会社や公式サイトで利用できるウェルスナビは、海外ETFが主な投資対象です。
楽ラップと同様最低投資額は10万円からで、運用コストは0.9%から1%に設定されています。
ウェルスナビの手数料形態はマネラップと似ており、海外ETFに投資する点も同じです。
毎月の積立額は10,000円からのためある程度投資資金に余裕があるかたに向いています。
また比較的低料金で投資をはじめることができるテオも、多くのかたに利用されているロボアドバイザーサービスです。
最低投資金額は10,000円からのため、お試し利用もしやすいことが特徴です。
しかし積立金額も10,000円からのため、長期投資を考える場合は毎月10,000円以上の投資資金が必要です。運用コストは年1.0%に設定されており、一般的なコストです。
まとめ
ここまでマネックス証券のロボアドバイザーについて見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- マネックス証券ではマネラップとマネックスアドバイザーが利用できる
- マネラップは1,000円から投資でき国内外のETFが投資対象
- マネックスアドバイザーは国内ETFが投資対象で運用コストが安い
マネックス証券では2種類のロボアドバイザーが利用できます。
毎月1,000円から10,000円程度の投資資金を設定しているかたや、全自動で投資をお任せしたいかたはマネラップが最適です。
運用コストを下げたいかたや毎月10,000円以上の投資資金があるかたはマネックスアドバイザーが適しています。
マネックスアドバイザーは自分で投資商品のカスタマイズも可能で、投資のプロによる提案を受けて、自分でポートフォリオを作成したい場合もおすすめです。
日本では他にもロボアドバイザーサービスを提供している会社が多いですが、その中でもマネックスアドバイザーの運用コストは格安に設定されています。
ロボアドバイザーの手数料が気になる場合はマネックスアドバイザーで投資を行うこともおすすめです。
しかしロボアドバイザーはサービスによって運用成果が大きく異なります。
最終的に利益が出る商品を提案しているか、サービスの比較検討もしっかり行いましょう。
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