マネックス証券のポイントプログラムの内容と注意点

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マネックス証券のポイントプログラムの内容と注意点

証券会社ではポイントプログラムを設けているところが多く、ポイント還元によって投資コストの軽減ができます。

マネックス証券でもマネックスポイントが取引内容に応じて貯まります。

過去には1ポイント5円換算で付与されていましたが、2018年現在1ポイント1円に変更されています。

ポイントの価値が減ったわけではなく、付与されるポイント数が増えているため還元率が悪くなったわけではありません。

ここではマネックスポイントが貯まる取引や有効期間、ポイント狙いでマネックス証券を利用する際の注意点などをまとめました。


マネックス証券でたまるポイント、たまる取引

マネックス証券で貯まるポイントと交換できる商品

マネックス証券で貯まるポイントと交換できる商品

マネックス証券では取引内容に応じてマネックスポイントが貯まります。マネックスポイントはマネックス証券の株式売買手数料に充当できます。

その他ANAとJALのマイルや永久不滅ポイント、WAONポイント、Tポイント、nanacoポイント、日本赤十字社への寄付、マネックスグッズや投資情報にも交換が可能です。

交換先が多いことから、マネックス証券以外のポイントやマイルを貯めているかたにも有効です。

マネックス証券の株式手数料には1ポイント1円で交換できます。ANAとJALマイルは1,000マネックスポイントが250マイルに交換可能です。

250マネックスポイントが永久不滅ポイント50ポイントで、WAONポイント、Tポイント、nanacoポイントは50ポイント単位で各種ポイント50ポイントに交換できます。

日本赤十字社への寄付は1ポイント1円相当です。 マネックスグッズには投資に関する書籍やぬいぐるみがあります。


マネックスポイントが貯まる取引

マネックスポイントは投資信託の購入で貯まります。購入時の申込手数料がかかる場合のみポイントが発生するため、ノーロード商品は対象外です。

通常申込手数料の1.5%がポイント還元されますが、マネックスセゾンカードを保有しているかたは4.5%が還元対象です。

なおマネックスセゾンカード以外のセゾンカードを保有しているかたも通常の1.25倍のポイントが貯まります。

また投資信託は保有しているだけでもポイントが貯まります。毎月の平均残高が計算され、残高の12分の1に0.08%をかけた分のポイントが貯まります。

国内ETFは株式扱いのため、通常の投資信託が対象です。

その他株式の売買では株式手数料専用のポイントが還元されます。株式の売買で一日定額手数料コースを選択し、日計り取引を行った場合は日計り取引にかかった手数料の片道分が還元されます。

また取引毎手数料コースを選択している場合、月間手数料が30万円を超えた場合に限り半額分が還元されます。

株式の売買で取得できるポイントは他のポイントに交換できませんが、そのまま手数料に充当できるため便利です。

取引ごとに手数料が発生するコースでは、月間の手数料が30万円に近づく場合30万円分まで取引を行った方がお得です。

手数料が29万円の場合は還元がありませんが、30万円の場合15万円分の手数料がキャッシュバックされ、次月以降の手数料支払に利用できます。


マネックスポイントの使い方とは

マネックスポイントはログイン後のマイページ内で、保有残高・口座管理の欄から確認ができます。

マネックスポイントを選択すると、「ポイントを使う」の項目が現れるため各種ポイントや売買手数料に交換が可能です。

交換したい商品を選択し、必要な情報を入力しましょう。

株式手数料の充当は、営業日5時から翌3時までに交換を行うと、翌営業日以降の約定に充当されます。

当日反映ではないため、事前に手続きを行いましょう。


マネックス証券でポイントがたまるタイミング、有効期間

マネックス証券でポイントが貯まるタイミング

マネックス証券でポイントが貯まるタイミング

マネックスポイントの付与は、原則手数料や残高計算が行われた翌日に行われます。

投資信託の保有で貯まるポイントは、その月の最終営業日翌日の5時以降に反映され、翌営業日から利用が可能です。

マネックス証券で取引毎手数料の月間支払が30万円を超えた場合、その月の最終営業日の翌日に半額相当が付与されます。

日計り取引分の半額還元は、該当日の翌日です。


マネックスポイントの有効期間

マネックスポイントはポイント獲得日の翌々年度末までが有効期間です。

年度末は3月31日に設定され、2018年4月1日に付与されたポイントも2018年12月10日に付与されたポイントも2021年3月31日で失効します。

2018年3月31日に付与されたポイントの有効期間は2020年3月31日です。

また株式手数料に充当したポイントにも有効期間が設けられています。

充当指示日の翌月最終営業日にポイントが失効するため、翌月中に使いきる分のポイントを利用しましょう。

毎月1日の0時から3時までの指示は前月末日扱いのため、有効期間が当月中です。充当指示を行う場合は注意しましょう。


マネックスポイントの交換指示後のエラー

マネックスポイントの交換指示後のエラー

マネックスポイントを他ポイントに交換する場合、他ポイントのIDや番号など情報入力が必要です。

その際入力が間違っていた場合はエラーとなり、マネックス証券の口座にポイントが戻ります。ポイントが減る、なくなることはないため安心です。

口座に戻ったポイントはポイント付与時の有効期間を引き継ぐため、有効期間が延長されることはありません。

ポイント交換が翌月反映の場合、有効期間の残り少ないポイントがエラーで戻るとそのまま失効となる可能性があるため注意が必要です。

マネックスポイントは余裕を持って利用しましょう。


マネックス証券のポイントは使い切りやすい

マネックスポイントは還元率が高く、比較的貯まりやすいポイントです。

たとえば投資信託の購入手数料が毎月5,000円かかる場合、75円から225円相当のポイントが貯まります。月間の保有残高が50万円あるかたは33円相当のポイント付与対象です。

マネックスポイントは1ポイント1円から株式手数料に利用できます。WAONポイント、Tポイント、nanacoポイントにも50ポイントから交換が可能です。

少額投資を行っているかたでも失効する前に使うことができるため、積極的に交換を行いましょう。手続きはすべて手動で行います。

自動的に交換できる機能がないため、その都度手続きを行いましょう。

株式売買手数料専用のポイントは還元率がかなり高く、日計り取引や月間手数料が30万円を超える場合は半額分が還元されます。

使い切るポイントのみ充当を行うことが大切ですが、こまめに交換や充当を行うと投資コストの軽減ができます。


マネックス証券をポイント目的で利用する際の注意点

マネックスポイントが付与された当日にはポイントが使えない

マネックスポイントが付与された当日にはポイントが使えない

マネックスポイントの利用は付与された翌営業日からです。

株式手数料に使いたい場合など、利用目的が決まっている際は利用できるまでに時間がかかるため注意が必要です。

原則該当の手数料や保有残高の計算が行われた翌日にはマネックスポイントが付与されるため、他社に比べて付与タイミングは早く設定されています。

たとえばSBI証券のSBIポイントなどは当月分の手数料や保有残高が計算された後、株式手数料分は翌月10日、投資信託残高分は翌月15日に付与されます。


株式売買で手に入れたポイントの株式手数料専用

マネックスポイントは通常マイルや他ポイントへの交換が可能です。しかし株式取引の手数料から還元されたポイントは、株式手数料充当のみ利用が可能です。

ポイントの有効期間は翌々年3月31日までのため取引回数が少ないかたでも比較的使いやすいことが特徴です。

一日定額コース利用時の日計り取引分の手数料は半額が還元され、月額30万円を超えた取引毎手数料コースの手数料も半額分が還元対象です。

取引内容によっては多くの手数料充当ポイントが還元されます。

月間の取引回数や手数料が少ない場合は定期的に株式手数料に充当しましょう。

充当手続きは手動で行う必要があり、有効期間も設けられています。


対象外の投資信託や株式がある

マネックス証券では一部の投資信託や株式はマネックスポイント付与の対象外です。

投資信託購入では、新規募集で購入する場合やスイッチング可能なセレクト型投資信託でスイッチングを行い他ポートフォリオを購入する場合は対象外です。

またNISA口座、ジュニアNISA口座、投資一任口座での取引もポイントが付与されません。

投資信託の保有でも対象外のファンドが複数あります。NISA口座、ジュニアNISA口座、投資一任口座の保有商品はポイントが付与されません。またMRFも対象外です。

ニッセイ日経225インデックスファンドやeMAXISシリーズなどの人気シリーズもポイントが付与されません。

購入手数料と換金手数料が無料の投資信託もポイント対象外のため、10種類以上のファンドが対象外です。

対象外ファンドの詳細はマネックス証券Webサイトのマネックスポイント解説ページにも記載されています。

株式売買の場合もNISA口座、ジュニアNISA口座の取引分は手数料還元の対象外で、トレードステーションを利用した取引もポイントが付与されません。

対象外の取引が多いかたはマネックス証券のポイントプログラムの恩恵が少なくなるため、注意しましょう。


株式手数料に充当したポイントは有効期間が短くなる

株式手数料に充当したポイントは有効期間が短くなる

通常マネックスポイントの有効期間は2年から3年です。長期間の有効期間が設けられているため、使い切りやすいことが特徴です。

しかし株式手数料に充当した後は、有効期間が当月末または翌月末までに変更されます。

1日の0時から3時の充当指示は当月末まで、それ以降の指示分は翌月末まで有効です。充当指示の翌営業日分から順次手数料に充当されます。

充当ポイントは即時反映されますが、当日の株式売買手数料には利用できないため注意が必要です。

また期間内に利用できなかった手数料ポイントは失効します。

毎月一定額の投資を行うかたは期限までに利用しやすいですが、月間の手数料金額に差があるかたは注意しましょう。

翌月末まで新たな投資を控える場合は株式手数料の充当を待って、手数料が多くなる月に利用するとお得です。


マイルや永久不滅ポイントへの交換は還元率がやや低め

マネックス証券の株式手数料やWAONポイント、Tポイント、nanacoポイントは1ポイントが1円相当に交換できます。

しかしマイルは1,000マネックスポイントが250マイルとやや還元率が低めです。

永久不滅ポイントも250マネックスポイントが50ポイントに交換されるため、等価交換ではありません。

マイルや永久不滅ポイントは交換する商品によって1円から3円相当の価値となり、マネックス証券のポイントとはやや価値が異なります。

マイルや永久不滅ポイントに交換する場合でも、価値の高い商品に交換する際は等価交換と同様の利益を得ることができます。

1ポイント1円相当のポイントに交換できない交換先を選択する場合は、お得な利用目的の設定がおすすめです。


交換先によっては交換完了まで日数がかかる

マネックスポイントの交換には一定の時間がかかります。株式手数料の場合は翌営業日から利用できますが、交換先によっては手続きに1か月以上かかるケースもあります。

WAONポイントはリアルタイムでの交換が可能ですが、TポイントやANA、JALマイルは当月末締め翌月末交換です。

nanacoポイントは当月末締め翌月15日のため交換完了まで約2週間かかります。

永久不滅ポイントは当月末締め翌々月末までに交換のため、交換完了は最大2か月後です。

利用目的が決まっている場合は早めに交換手続きを行うことが大切です。


投資信託保有で貯まるポイントは他社に比べて少ない

マネックス証券の投資信託保有で貯まるポイントは、年率0.08%です。

SBI証券の場合保有金額や商品によって異なりますが、年率0.05%から0.2%のポイントが貯まります。

auカブコム証券は100万円以上の保有に限りますが、年率0.12%から0.24%分のポイントが貯まります。

楽天証券はハッピープログラムを利用しているためマネックス証券より投資信託保有ポイントが少なく、年率0.048%相当の還元にとどまります。

マネックス証券よりもSBI証券やauカブコム証券は年率0.2%以上のポイント還元があるため、数千万円分の投資信託を保有するかたに最適です。

auカブコム証券は100万円以上の保有のみポイントの付与対象で、最低交換ポイントも高く設定されています。

月間平均が300万円を下回る場合交換ポイントに達するまでに有効期限を迎えます。

少額取引でポイント還元を活用したい場合はSBI証券かマネックス証券が適しています。

株式手数料のポイント還元はマネックス証券が有利ですが、同じ株式手数料充当専用のため別の用途に利用したいかたは他社を検討する必要があります。


まとめ

まとめ

ここまでマネックス証券のポイントプログラムについて見てきました。

内容を簡単にまとめておきましょう。

  • マネックス証券のマネックスポイントは投資信託の購入と保有で貯まる
  • 株式手数料限定のポイントは株式の売買でも貯めることができる
  • マネックスポイントの有効期間は付与から翌々年の3月31日まで

マネックスポイントは交換できる商品も多く便利なポイントです。

しかしマネックス証券の株式手数料以外にも使えるマネックスポイントは、投資信託の購入と保有のみ付与対象です。

マネックス証券では一日定額手数料コースの日計り取引では半額分の手数料がポイント還元されます。また取引毎に発生する手数料も月間30万円を超えると半額分が還元対象です。

月間取引が頻繁なかたは15万円相当以上のマネックスポイントが獲得できます。株式売買での還元ポイントは手数料以外に利用できないため、使い勝手はやや劣ります。

投資信託保有ポイントは年率0.08%に設定され、月間保有残高にかかわらず付与対象で年率も大口保有と同等のため少額投資のかたはマネックス証券が適しています。

SBI証券やauカブコム証券は大口保有が優遇されますが、最大年率が0.2%から0.24%と高いため月間保有金額が多いかたにおすすめです。

ポイントプログラムは証券会社によって大きく変化します。

投資スタイルや取引内容によって自分に合う証券会社を選択すると有利に投資を進めることができます。

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