楽天証券に自動入金できるサービスまとめ
楽天証券では、自動入出金や投信積立の自動引き落しサービスが利用できます。
自動入出金は楽天証券の口座開設だけでは利用できないため、別途楽天銀行口座の開設やマネーブリッジの設定が必要です。
また対象商品も限定されるため、投資したい商品が対象になっているかも確認しておきましょう。
ここでは楽天証券の自動入出金サービスの詳細と、投信積立の自動引き落し方法をまとめています。
楽天証券の自動入出金(スイープ)サービスの特徴と利用方法、対象商品
楽天証券の自動入出金とは?
楽天証券の自動入出金サービスは、楽天証券と楽天銀行の連携を行うことで利用可能です。
投資商品の買付時に楽天銀行から自動的に資金が振替られることが特徴で、入金処理を行う必要がありません。
また出金に関しても自動で行われ、毎営業日の夜間に楽天銀行へ自動で資金が移動します。
楽天銀行口座開設者限定のサービス
楽天証券の自動入出金サービスは、マネーブリッジ登録者のみ対象のサービスです。マネーブリッジは楽天証券と楽天銀行の口座を両方開設している個人のみが登録できます。
なお、マネーブリッジは成人のみ対象のサービスです。未成年は利用できません。
マネーブリッジには自動入出金以外にも、ハッピープログラムや残高確認サービスなど多くの特典があります。
金利が優遇される
自動入出金で出金された楽天証券の資金は、楽天銀行に預け入れをしている資金と同様に扱われます。
そのためマネーブリッジで設定された優遇金利の恩恵も受けることができます。マネーブリッジを設定すると、普通預金金利が0.10%に設定されるため、高金利で資金が運用可能です。
楽天証券に残す金額を設定可能
自動入出金サービスでは、銀行へ自動出金する場合の金額設定を行うことができます。自動入出金の設定画面から証券口座に残す金額を設定することで、楽天証券にも一定の金額を残すことが可能です。
楽天証券に残す金額は1万円以上1万円単位で設定ができます。
楽天証券の自動入出金の利用方法
楽天証券の自動入出金を利用するためには、事前の設定が必要です。設定方法や使い方を紹介します。
マネーブリッジに登録する
楽天証券で自動入出金を利用するためには、まずマネーブリッジの申込を行います。マネーブリッジは楽天証券と楽天銀行の口座を開設後、手続きを行うことで設定が可能です。
楽天証券口座と楽天銀行口座の名義が同一の場合のみ申込が可能です。
楽天銀行のマイページから手続きを行うと、毎営業日17時までの申込は当日19時以降に手続きが完了します。
毎営業日17時以降の申込は、翌営業日の19時以降に手続きが完了します。
自動入出金サービスの設定を行う
マネーブリッジ申込後、2017年2月17日以降は初期設定で自動入出金サービスの設定がオンになっているため、特に 設定を行う必要はありません。
ただし楽天証券に残しておきたい金額がある場合や、利用を開始したい時期が決まっている場合は自分でオンオフの切り替えが可能です。
自動入出金サービスの対象商品
国内株式
買い注文と訂正注文の場合、自動入出金サービスに対応しています。立会外分売や公募増資、即日徴収規制銘柄は除きます。
信用取引
新規注文と訂正注文、現引注文が自動入出金サービスに対応しています。
投資信託
買い注文と積立設定が自動入出金サービスの対象です。積立設定は証券口座からの引き落としのみ対応しています。
国内債券
円貨決済の買い注文が自動入出金サービスに対応しています。
外国債券
円貨決済の買い注文が自動入出金サービスに対応しています。
楽ラップ
新規申込と増額申込が自動入出金サービスに対応しています。
楽天証券の自動引き落しで取引できる商品と引き落とし方法、注意点
楽天証券の自動入出金と自動引き落しサービス
楽天証券では自動入出金サービスで国内株式、信用取引、投資信託、国内債券、外国債券、楽ラップの購入が可能です。
自動入出金サービスは楽天銀行から自動振替が行われるサービスのため、楽天銀行に一定の資金を入金しておく必要があります。
また投信積立では、自動引き落しが可能です。投信積立で選択できる引き落とし方法は4種類あります。
楽天証券口座、楽天カード、楽天銀行口座、その他金融機関から選択が可能です。
金・プラチナ積立の引き落とし方法
金・プラチナ積立は、自動入出金サービスの対象外です。また引き落とし方法も楽天証券口座からの引き落としのみのため、その他の自動引き落しは選択できません。
金・プラチナ積立を行う場合は、楽天証券へ必要な資金をあらかじめ入金しておく必要があります。
投信積立で楽天証券口座以外を選択した場合
自動入出金サービスを利用している状態で、楽天カード、楽天銀行口座、その他金融機関からの自動引き落しを選択した場合、自動入出金サービスは反映されません。
楽天証券口座からの引き落としを選択した場合に限り、楽天銀行口座から楽天証券口座へ自動入金が行われます。
楽天証券の自動入出金サービスの注意点
楽天証券の自動入出金サービスは便利なサービスですが、注意点もあります。利用の際は、注意点を理解した上で設定しましょう。
楽天銀行口座に資金がない場合別途入金が必要
楽天銀行に資金がない場合は、入金が行われません。しかし買い注文は成立するため、別途入金が必要です。
楽天証券で取引を行う場合は、楽天銀行の残高を確認した上で行うことが大切です。マネーブリッジに登録すると、楽天証券のマイページ内で楽天銀行の残高が確認できます。
楽天銀行口座を解約した場合利用できなくなる
楽天証券の自動入出金サービスは楽天銀行口座が必要です。楽天銀行口座を解約した場合、自動入出金サービスやマネーブリッジも解約されるため、利用できなくなります。
楽天銀行の振込限度額にかかわらず自動入金される
楽天銀行側で振込限度額を設定している場合でも、楽天証券でそれ以上の注文をした場合振込限度額以上に入金が行われます。
注文の限度額を設定することはできないため、自ら管理を行うことが大切です。
自動出金の時間は夜間
自動出金は毎営業日の22時頃に行われます。もしそれより早く入金したい場合は、らくらく出金を利用して別途出金を行う必要があります。
自動入出金を設定している場合でも、リアルタイム入金やらくらく入出金は利用できるため、使い分けることで便利に楽天証券を利用することが可能です。
一定の資金を残すためには別途設定が必要
自動入出金に対応していない商品を購入したい場合や、信用取引を行っているなどある程度楽天証券に資金を残しておきたい場合は別途設定が必要です。
設定を行っていない場合は、原則すべての資金が毎営業日ごとに楽天銀行へ出金されます。
楽天証券口座に資金が必要な場合は、楽天証券のマイページから自動入出金の設定を行っておきましょう。
また楽天証券口座の預り金が設定した金額に満たない場合は、自動出金は行われません。
買い注文を取消した場合も入金が行われる
自動入出金サービス対象の投資商品の注文後に取消をした場合も、一旦楽天証券の預り金に入金されます。
自動出金の時間になると出金されますが、一定額を楽天証券口座に残す設定をしている場合出金されないケースもあります。
自動入出金の必要がない場合は別途設定解除が必要
自動入出金サービスを使わない場合は、設定解除が必要です。
楽天証券口座内にある資金だけで取引を行いたい場合は、自動入出金の設定を解除しておきましょう。
自動出金と自動入金はセット
自動出金と自動入金どちらかだけの利用はできません。自動入出金サービスはセットで提供されているサービスのため、どちらかだけ利用することはできません。
利用可能なチャネルが限定されている
自動入出金サービスの対象チャネルは楽天証券のWebサイト、マーケットスピード、iSPEEDです。
モバイルからの注文時は非対応です。
投信積立の自動引き落しサービスの注意点
投信積立の自動引き落しサービスは、4種類から設定することができます。それぞれにメリットもありますが、注意点もあります。
楽天カード引き落としはポイント対象外
楽天カードを使って自動引き落しを行った場合、あくまでも楽天カードの引き落とし口座から資金が引き落とされるだけで、クレジットカードのポイント対象にはなりません。
またカードショッピングとは異なるため、カードの利用明細にも記載されません。
引き落としが一定回数失敗すると積立が解除される
投信積立の場合、引き落としが3回連続で失敗した場合積立設定そのものが解除されます。
銀行口座や証券会社へ資金を入金することを忘れないようにしましょう。
引き落とし先の変更は投信積立を解除して行う
金額変更や引き落とし日の変更は設定から行うことができますが、引き落とし先の変更は積立設定を一度解除する必要があります。
引き落とし方法によって買付日が限定される
証券口座からの引き落としと楽天銀行からの引き落としは、買付日の設定も柔軟に設定することができます。
しかしその他の金融機関や楽天カードは、投資信託の買付日や引き落とし日の設定がある程度固定されています。
自動引き落しサービスを利用する場合は、買付日や引き落とし日の設定も確認しておくことが大切です。
まとめ
ここまで楽天証券の自動入出金や投信積立の自動引き落しについて見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- 楽天証券の自動入出金はマネーブリッジ登録者のみのサービス
- 投資商品の買付時に楽天銀行から自動入金され、毎営業日の夜間に自動出金される
- 投信積立では4種類の引き落とし方法が選択できる
楽天証券では自動入出金と自動引き落しを利用することで、入金や出金の手間を軽減することができます。
自動入出金は多くの商品が対象で、商品買付時に自動振替が行われることが特徴です。
投信積立では4種類の引き落とし方法が選択でき、自動入出金以外の方法で引き落としも可能です。
当サイトおすすめネット証券
SBI証券は格安の手数料が特徴の最大手のネット証券です。
手数料が安いだけでなく豊富な取扱商品、充実したサービスも含めた総合力が魅力で、口座数、売買代金ともに圧倒的なネット証券No1です。
当サイトでもイチオシで、初心者からデイトレーダーや長期投資家などタイプを問わず、すべての投資家のパートナーになります。
楽天証券は安い手数料、豊富な取り扱い商品、充実したサービスで人気の大手証券会社です。
口座開設や取引で楽天スーパーポイントをためることもでき、わかりやすい取引サイトにも定評があります。
高機能ツールの「マーケットスピード」が簡単な条件で無料利用できる点も大きな魅力で、どんな人にもおすすめできる証券会社です。
マネックス証券は「今日の株価よりも10年後のあなたのために」を掲げ、ファンの多い長期投資向きのネット証券です。
株式手数料は100円からと小口の取引手数料は業界最安水準で、投資初心者に優しくなっています。
また、外国株式に強みがあり、手数料も安いので今後グローバルに投資をしたい方にもおすすめです。
IPO投資におすすめの証券会社
IPOは当選すれば高確率で値上がりが期待できる、超低リスクハイリターンの人気投資法です。
人気ゆえに激しい競争率がネックで、当選は難しいと考えている人もいますが、コツをつかめば当選確率は驚くほど上がります。
当サイトではIPOの当選確率を上げる方法やおすすめの証券会社を紹介していますので、IPO投資に興味がある人はぜひ参考にしてください。