楽天証券の投信積立サービスの特徴、たまるポイント、引き落とし方法
楽天証券の投信積立サービスは、投資信託を毎月定期的に積み立てることで長期的に投資を行うことができます。少額から投資が可能で、ポイントを貯めることもできるため初心者でも取り入れやすい手法です。
ここでは投信積立サービスの取り扱い銘柄や引き落とし方法、積立設定の流れなどをまとめました。
楽天証券の投信積立サービスの特徴(取り扱い銘柄・引き落とし日・手数料)とメリット
楽天証券の投信積立サービスとは
楽天証券の投信積立サービスは、毎月100円から積立ができる商品です。
毎月決まった時期に自動で引き落としが行われるため、煩わしさがありません。自分で指定した金額を定期的に積み立てることで、リスクを少なくしながら投資を行うことが可能です。
投信積立サービスのメリット
投信積立は毎月一定額を積み立てるだけでなく、ボーナス月の設定も可能です。積立が可能な月は投資額を増やすことで、目標金額に近づきやすくなります。
自動引き落としのため決まった時期にお金が引き落とされ、預貯金のような効果も得られます。年間の積立総額から、目標設定も簡単にシミュレーションが可能です。
楽天証券では投資信託が豊富に取り扱われており、積立に対応している銘柄が多いことも魅力です。
楽天証券の投信積立サービスの取扱銘柄
楽天証券の投資信託には2,000以上の取扱銘柄があります。その中で投信積立サービスの対象銘柄は2017年12月時点で2,359本です。大半の銘柄が投信積立サービスに対応しており、楽天スーパーサーチから検索することも可能です。
楽天スーパーサーチの検索結果から、積立に◯がついているものが対象銘柄です。
また、楽天証券では投信積立のランキングも公開しています。2018年1月時点の積立設定金額ランキングは国内株式のひふみプラスが1位です。2位は海外株式の楽天・全米株式インデックス・ファンドで、3位には海外株式の楽天・全世界株式インデックス・ファンドが選ばれています。
その他、6位にはミックスアサセットのeMAXISSlimバランスが選ばれるなど、投信積立サービスの対象銘柄には多様な選択肢が用意されています。
投信積立サービスの引き落とし日
投信積立サービスでは、4種類の引き落とし方法が選択できます。それぞれの引き落とし方法によって、引き落とし日が異なることが特徴です。
証券口座からの引き落とし日
証券口座からの引き落としを選択した場合、毎月1日から28日までの間で積立指定日を選択できます。選択した日時によって、引き落とし日は異なります。
積立指定日の前営業日が入金締め切り日に設定されています。引き落としは入金締め切り日の翌日午前3時頃に行われます。
楽天カードからの引き落とし日
楽天カードを選択した場合、引き落とし日は当月27日です。一般のカード引き落とし日と同様のため、まとめて引き落としが行なわれます。なお27日が休業日の場合は翌営業日が引き落とし日です。
楽天銀行からの引き落とし日
楽天銀行を選択した場合、証券口座からの引き落としと同様に1日から28日までの間で好きな日時を設定することができます。入金締め切り日は積立指定日の前営業日で、引き落としは翌日の午前3時頃です。
その他の金融機関からの引き落とし日
その他の金融機関を選択した場合、積立指定日は毎月7日と24日から選択できます。
7日を選択した場合は前月の27日が口座引き落とし日です。24日を選択した場合は、当月14日が口座引き落とし日に設定されます。なお27日と14日が休業日にあたる場合は前営業日が引き落とし日です。
投信積立サービスの手数料
楽天証券で取り扱われている投資信託銘柄は、それぞれ買付手数料が異なります。楽天証券では手数料無料のノーロード銘柄も数多く取り扱われており、選択する銘柄によって手数料が異なることが特徴です。
たとえば楽天証券で人気の高いひふみプラスは、買付手数料が無料に設定されています。ただし買付手数料が無料に設定されている場合でも、管理費が信託報酬となっているため完全に手数料がかからないわけではありません。ひふみプラスの場合、信託報酬は1.0584%です。
楽天証券の投信積立サービスでたまるポイント
楽天証券の投信積立サービスでたまるポイントとは
楽天証券では、投信積立サービスを利用してポイントを貯めることができます。まず、楽天証券で2種類のポイントコースのどちらを選んでいるかによって、貯まるポイントは異なります。
楽天スーパーポイントコースを選択している場合は楽天スーパーポイントが貯まり、楽天証券ポイントコースを選択している場合は楽天証券ポイントが貯まります。どちらを選択していても相互交換が可能です。
また投信積立サービスでは3種類のポイントシステムが用意されています。
申込手数料1%ポイントバック
楽天証券では、投資信託の申込手数料の1%をポイントで還元しています。申込手数料が無料の投資信託は対象外です。また1ポイント未満は切り捨てされます。ポイント付与は積立約定日の翌営業日です。
ハッピープログラムのポイント
楽天銀行口座を持ちマネーブリッジに登録しているかたが対象です。ハッピープログラムにエントリーしている場合は、申し込み手数料1%ポイントバックとは別に楽天ポイントが貯まります。ハッピープログラムでは、投資信託の保有残高に応じてポイントが付与される仕組みです。
投信積立サービスも投資信託の保有残高に含まれるため、毎月ポイントが付与されます。保有残高が10万円ごとに4ポイントが付与され、上限金額はありません。
対象外銘柄は公社債投信、MMF、外貨建てMMF、楽ラップ専用ファンドです。投信積立サービスに対応している場合でも、ポイントは付与されません。
投資信託資産形成ポイント
マネーブリッジに登録していないかたは、投資信託資産形成ポイントが付与されます。投資信託資産形成ポイントも、保有している投資信託の残高に応じてポイント数が変化します。
投資信託資産形成ポイントの詳細
50万円以上から200万円未満 50ポイント
200万円以上から400万円未満 100ポイント
400万円以上から600万円未満 150ポイント
600万円以上から800万円未満 200ポイント
800万円以上から1,000万円未満 300ポイント
1,000万円以上から2,000万円未満 500ポイント
2,000万円以上 1,000ポイント
投資信託資産形成ポイントは、毎月月初と月末ともに50万円以上投資信託を保有していることが条件です。ポイントは月末時点の保有残高で決定します。ポイント付与は翌月末に行われます。
対象外銘柄はMMF、外貨建てMMF、楽ラップ専用ファンド、ブルベア・レバレッジ投資信託です。投信積立サービスに対応している銘柄であっても、資産形成ポイントは付与されません。
楽天証券の投信積立サービスの引き落とし方法
楽天証券の投信積立サービスの引き落とし方法とは
投信積立サービスには、4種類の引き落とし方法があります。それぞれの引き落とし方法の詳細や特徴やメリットを紹介します。
証券口座での引き落とし
証券口座で引き落としを行う場合、楽天証券の口座に入金されている預り金から自動で引き落としが行われます。銀行口座の資金やカードの残高を気にすることなく自動引き落としが可能で、手間がかかりません。
また投信積立の日時も毎月1日から28日の中から任意の日程を選ぶことが可能です。都合の良い時期に投信積立を行うことができるため、楽天証券にある程度の資金を預けておける場合は便利な引き落とし方法です。
なおマネーブリッジを登録し、自動スイープ入出金を利用している場合は投信積立の買付時に自動で楽天銀行から資金が入金されます。楽天証券の預り金が少なくなっている時でも安心です。
楽天カードでの引き落とし
楽天カードでの引き落としは、毎月のクレジットカード引き落とし日に資金が引き落とされます。銀行口座の資金や証券口座の預り金が少ない場合でも問題なく利用できるため、引き落としの日時を細かく気にする必要がありません。
クレジットカードのポイント対象にはならず、明細には記載されないためメリットはそれほど多くありません。
楽天カードからの引き落としを行う場合は、毎月12日がファンド買付日です。12日が休業日の場合は翌営業日に買付が行われます。
楽天カードの種類は一般の楽天カード、楽天プレミアムカード、楽天カードアカデミー、楽天銀行カードの4種類です。その他の楽天系列カードは対象外です。
楽天銀行での引き落とし
楽天銀行で引き落としを行う場合は、毎月1日から28日までの間で任意の日程を積立指定日に設定することができます。
証券口座での引き落としと条件はほぼ変わりませんが、証券口座内の資金を利用したくない場合におすすめです。
その他の金融機関での引き落とし
利用したい金融機関が決まっている場合には、楽天銀行以外の銀行を引き落とし口座に設定することができます。引き落としの手数料も無料です。
楽天銀行を選択した場合に比べて、積立指定日の選択は毎月7日と24日の2種類になるため、他の日時を設定したい場合は証券口座からの引き落としや楽天銀行からの引き落としを選択する方が有利です。
日時にこだわらず、金融機関を指定したい場合に選択しましょう。
楽天証券で引き落とし方法を選ぶ時のポイント
楽天証券では、投信積立の注文時に引き落とし方法を選択することができます。変更は手間がかかるため、よく考えて引き落とし方法を選ぶことがおすすめです。
楽天証券口座と楽天銀行からの引き落としは、積立指定日の設定が幅広いため詳細な日時設定を行いたい場合に最適です。
楽天証券の投信積立サービスを設定するまでの流れ
楽天証券で投信積立サービスを設定する方法
楽天証券で投信積立サービスを利用するには、いくつかの設定が必要です。順を追って確認していきましょう。
楽天証券の口座開設を行う
楽天証券の口座を開設していない場合には、まず口座開設を行います。特定口座やNISA口座が必要な場合は別途開設手続きが必要です。口座開設はインターネット手続きだけで完了するため、手間はかかりません。インターネット環境が整っている場合は、本人確認書類などもネット上でアップロードが可能です。
投信積立サービスを含め、投資商品を購入する場合はマイナンバーの提出も必須です。口座開設後に手続きを行うか、開設の方法によっては同時にマイナンバー提出も行うことができます。
楽天証券のマイページにログインする
楽天証券の口座開設が終わっている場合は、マイページにログインします。初期設定が終わっていない場合は、ログイン後に初期設定を行いましょう。勤務先や出金口座などの登録を行います。
投信積立を行う銘柄を選択する
投信積立を行う銘柄は、楽天スーパーサーチや各種ランキングから選択することができます。積立が可能な銘柄の中から選択しましょう。手数料の有無や信託報酬の低いものなど、目的が決まっている場合は楽天スーパーサーチで絞り込みを行うことがおすすめです。
楽天証券では、積立に向いている商品を検索することもできます。楽天証券オリジナルのオールインワンパッケージも用意されているため、銘柄選びで悩んでしまう場合でもバランスの良い投資信託を選択することができます。
投信積立サービスの引き落とし設定を行う
楽天証券では投信積立の引き落とし方法を4種類から選択できます。引き落とし方法の設定は積立注文の画面で行うことができます。なお、投信積立の注文時には引き落とし口座の設定の他に積立金額や分配金コース、口座区分などを合わせて設定します。
ボーナス月設定は、指定した月のみ積立金額を上乗せしたい場合に利用します。毎月決まった額を積立したい場合は利用する必要はありません。
引き落とし口座の設定は一度行うと、積立を一旦解除しない限り変更ができないため注意が必要です。途中で変更を行う必要がない引き落とし方法を選択することをおすすめします。
目論見書・約款の確認を行う
必要な設定が完了した後は、投資信託の目論見書・約款を確認し、チェックボックスにチェックを入れます。後は確認ボタンをクリックし、積立注文を完了させることで投信積立の設定が完了します。
まとめ
ここでは、楽天証券の投信積立について見てきました。
簡単に内容をまとめておきましょう。
- 投信積立は毎月100円から可能
- 楽天スーパーポイントか楽天証券ポイントも貯まる
- 引き落とし方法が自由に選択できる
楽天証券では投信積立サービスの利用が簡単にできます。引き落とし方法は全部で4種類あり、都合の良い方法が選択可能です。
ポイントプログラムや手数料還元もあり、投信積立を行うだけでポイントが付与されます。
投信積立は毎月地道に投資を行いたいかたに最適です。楽天証券を利用することで、豊富な取り扱い銘柄から選択することができます。
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