楽天証券で発生した逆日歩を確認する方法
信用取引を行う場合、株式を購入する費用以外の諸費用が発生します。費用の中には逆日歩も含まれ、発生した場合は支払いが必要になることもあります。
ここでは逆日歩の概要や、楽天証券で逆日歩を確認する方法を紹介します。
楽天証券で発生した逆日歩を確認する方法
逆日歩とは?
逆日歩は品貸料とも呼ばれ、制度信用取引を行った場合に発生する料金です。一般信用取引や現物取引を行っている場合は、逆日歩が発生していても対象外です。
一般的に信用取引が可能な銘柄は、ほとんどが買い建玉の残が売り建玉の残を上回っているため逆日歩が発生することはありません。ただし株主優待などの権利獲得目的や、株式の状態によって信用売りが急激に増加した場合逆日歩が発生します。
証券会社では返済していない買い建玉と売り建玉を相殺し、買いが多い場合には融資を行います。反対に売りが多い場合は、証券金融会社から貸株を調達します。
証券金融会社でも同じようなシステムで相殺を行い、株が足りない場合は機関投資家などから株を調達します。この際入札で決定された料率が逆日歩です。
制度信用取引を行っている場合、逆日歩がついた銘柄の買建を行っている場合は、逆日歩を受け取ることができます。売建を行っている場合は支払いが必要です。
逆日歩は発生するとは限りませんが、発生した場合は銘柄情報で確認が可能です。
楽天証券で逆日歩を確認する方法
マーケットスピード
楽天証券のマーケットスピードでは、逆日歩の発生情報の確認が可能です。
マーケットスピードにログインし、投資情報タブから取引関連情報を選択します。その中に「逆日歩一覧」があるため、クリックすることで各銘柄の逆日歩情報を確認することができます。
また個別銘柄情報でも、逆日歩を確認することが可能です。楽天証券では、毎営業日14時頃に逆日歩情報を更新しています。逆日歩が発生した場合は画面下部の信用貸借区分の下に表示されます。
保証金画面内の逆日歩
逆日歩が発生した場合、保証金画面の未収費用に含まれます。ただし未収費用には逆日歩だけではなく手数料・金利・貸株料・名義書換料なども含まれるため、厳密に逆日歩だけを確認することはできません。
iSPEED
楽天証券には、スマホ向け取引ツールのiSPEEDがあります。iSPEEDでも銘柄情報詳細から、逆日歩を確認することが可能です。
各銘柄の個別画面で株価詳細から逆日歩が確認できます。
楽天証券の取引ツール利用料
逆日歩を確認するには、楽天証券の取引ツールを利用するのが便利です。
マーケットスピードは有料ツールで、通常3か月税込2,700円で利用できます。ただし条件を満たしている場合には無料で利用可能です。
マーケットスピードが無料になる条件
以下のいずれかを満たしている場合、無料で3か月利用できます。
- 新規利用申請時
- 信用取引口座、先物・オプション取引口座、楽天FX取引口座のどれかを開設している
- マネーブリッジの自動入出金(スイープ)を設定している
- 資産残高30万円以上
- 過去3か月の間に国内株式(IPO・PO・立会外分売以外)、米国株式、中国株式、先物オプション、カバードワラントの取引実績がある
iSPEEDは無料で利用でき、楽天証券の口座開設有無にかかわらず逆日歩などの株価詳細が確認できます。
まとめ
ここまで、信用取引の逆日歩について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 逆日歩は制度信用取引の際に発生する
- 買いを行っている場合は逆日歩をもらうことができ、売りを行っている場合は支払いが必要
- 逆日歩はマーケットスピードやiSPEEDで確認可能
楽天証券で制度信用取引を行った場合、状況によって逆日歩が発生することがあります。信用売りを行っている場合は費用が発生するため注意が必要です。
楽天証券の取引ツールでは、逆日歩の発生状況を確認することもできます。信用取引口座を保有している場合はマーケットスピードが無料になるため、逆日歩も手軽に確認できます。
スマホから確認する場合は、iSPEEDが便利です。
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