楽天証券で見ることができるテクニカルチャートの種類
楽天証券では、投資商品の購入の参考になるテクニカルチャートを見ることができます。Webサイトはもちろん、マーケットスピードやiSPEEDでも確認が可能です。
ここでは楽天証券で確認できるテクニカルチャートの種類や特徴を紹介しています。
楽天証券Webサイトで見れるテクニカルチャートの種類
Webサイトで確認できるテクニカルチャートの種類は豊富
楽天証券では2011年より、国内株式のテクニカルチャートが57種類用意されています。主なテクニカルチャートを紹介しましょう。
A/D 累積/分散
各銘柄に対する一定期間中の累積と分散を確認することができます。買いと売りがどのように行われているのか、チャートで確認したい場合に役立ちます。
線形回帰トレンド
相場のトレンド傾向をつかむために使えるテクニカルチャートです。上昇傾向、下降傾向など相場を読む上で役立ちます。
標準偏差
今までのリターンなどから、投資へのリスクを判断することができるチャートです。
アレキサンダー・フィルター
相場の騰落率から買いと売りのタイミングを見極めることができます。急上昇は買いのサインで、下落は売りのサインです。
MACD移動平均収束拡散法
デッドクロスとゴールデンクロスから、買いや売りのタイミングを見極めることができます。
スロー・ストキャスティクス
ジョージ・レインが作り出したチャートで、相場の買いと売りのバランスの崩れをチェックすることができます。買われすぎや売られすぎなど、相場に対して必要以上の買いと売りが行われているか判断したい時に使われます。
アベレージ・トゥルー・レンジ
ボラティリティの確認に使われるチャートです。ボラティリティは相場の変動率のことで、チャートの上下により上昇トレンドと下降トレンドを見極めることができます。
指数平滑移動平均
指数平滑移動平均チャートは、最近の相場を重視しているためトレンド傾向を掴みやすいことが特徴です。
単純移動平均線
一定期間の平均価格を導き出し、グラフにしたものが単純移動平均線です。現在のトレンド傾向を知るために役立ちます。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドはジョン・ボリンジャーが考え出したチャートで、移動平均線と相場の値動きを組み合わせたものです。
マス・インデックス
マス・インデックスチャートでは相場の高値と安値から、トレンドの転換を見極めることができます。
コポック曲線
コポック曲線は、過去の株価から買いと売りのタイミングを見極めるための指標です。指標が上向きに変わった場合は買い、下向きの場合には売りのサインを示します。
コモディティ・チャネル・インデックス
値動きの幅に対して、どの程度買いや売りの傾向が乖離しているかを見極めるためのチャートです。
ファスト・ストキャスティクス
相場に対して買われすぎや売られすぎなどを判断するために使われます。ファスト・ストキャスティクスは比較的相場の動きに対して敏感に反応するため、短期的な取引に向いていると言われます。
サイコロジカル・ライン
サイコロジカル・ラインは主に12日間で相場が上昇した日数を計算するためのチャートです。これからの相場がどのような動きを見せるのか、上昇と下降の日数などから導き出します。
出来高加重平均価格
その日の約定金額ごとに出来高をプラスした加重平均を計算した指標です。買いと売りに実際どのくらいの費用がかかったのか、判断することができます。
一目均衡表
基準線と転換線、各種スパンから相場の動きを読み取るチャートです。
Webサイトでテクニカルチャートを見る方法
楽天証券では、2017年2月以降JavaScriptがない場合でもWebサイトでテクニカルチャートを見ることができるようになりました。
楽天証券のマイページにログイン後、個別銘柄のチャートからテクニカルチャートを選択すると別ウィンドウでテクニカルチャートが表示されます。
マーケットスピードで見ることができるテクニカルチャートの種類
マーケットスピードで使えるテクニカルチャートとは
楽天証券では取引をスムーズに行うためのトレーディングツールが用意されています。PCにダウンロードすることで利用できるツールがマーケットスピードです。
マーケットスピードでは、20種類以上のテクニカルチャートが利用できます。主なテクニカルチャートを紹介しましょう。
RSI
相対力指数のことです。株価の変動に対する上昇幅を示したチャートで、2種類用意されています。
1は当日を含まない過去の相場から値上がり率、値下がり率を求めた後に、当日の値上がり率と値下がり率を加味した数値を計算します。2は当日を含んで計算され、一般的には2が利用されています。
ノーマル・スロー・オリジナルストキャスティクス
一定期間の株価変動より、相場の勢いを予測します。スローよりもノーマルの方が売買サインが出やすい傾向があります。
ただし、一般に「ダマシ」と呼ばれるサインも多いと言われています。オリジナルは楽天証券オリジナルの計算方法を使ったチャートです。
DMI
方向性指数のことです。当日の高値と安値、前日の高値、安値、終値などから方向性指数とトレンドの強弱を指数化します。
RCI
順位相関係数のことです。株価の動きと価格の水準に順位をつけ、指数化しています。株価が上昇した場合は指数が100に近づき、下落が続いた場合は-100に近づきます。
MACD
平滑平均を2本利用して、水準やクロスの仕方から売買タイミングを判断します。
パラボリック
加速因数や相場の高値、安値からストップアンドリバーを導き出します。導き出されたストップアンドリバーをつなげて線にすることで、売買タイミングを探るチャートです。
ポイント&フィギュア
チャートの更新は一定の価格変動が起こった時のみ行われます。利用方法はたくさんありますが、主に売買サインの判断やトレンドの分析に使われます。
価格帯別出来高
一定期間内の出来高が、終値をベースに表示されます。
マーケットスピードで利用できるチャートの特徴
マーケットスピードではテクニカルチャートの表示だけでなく、計算期間の編集や拡大・縮小などにも対応していることが特徴です。
またチャートは自動的に更新され、リアルタイムで描画されるため最新の情報が一目で分かります。
個別チャートの確認方法
マーケットスピードにログインし、ローカルメニューから個別チャートを選択します。銘柄の欄に表示したい銘柄名を入力し、検索ボタンを押すことで個別チャートの表示が可能です。
チャートの印刷も画面上のプリンターボタンから行うことができます。
iSPEED(アイスピード)で見ることができるテクニカルチャートの種類
楽天証券のiSPEEDとは
楽天証券ではスマートフォンからテクニカルチャートをチェックすることができます。iSPEEDは楽天証券のスマートフォンアプリで、インストールすることで各種テクニカルチャートを利用することができます。
iSPEEDで人気のテクニカルチャート
楽天証券のWebサイトやマーケットスピードでも各種テクニカルチャートを見ることができますが、スマートフォンで利用可能なテクニカルチャートも豊富です。
手軽に確認できるため、外出先などでも活用できます。トレンド系のチャートでは、ボリンジャーバンドや一目均衡表、指数平滑移動平均などがiSPEEDでも確認可能です。
オシレーター系のチャートではMACDやRCI、ストキャスティクスなどのチャートを見ることができます。
iSPEEDのテクニカルチャートでできること
iSPEEDはスマートフォン画面でチャートを確認することになるため、チャートをタップしてスクロールすることでグラフを横にスライドさせることができます。また拡大や縮小も可能で、自由に大きさを変更できるところも魅力です。
画面内の価格ラベルや日付ラベルをスクロールすると、ラインカーソルの表示もできます。
テクニカルチャートの画面では、画面上部に足種名、チャート設定のボタンがあります。タップすることでテクニカルの切り替えが可能です。
iSPEEDにはトレンドチャートとオシレーター系チャートの2種類のカテゴリが用意されているため、系統を選択した後個別に切り替えたいチャート名を選択します。
またペンアイコンを利用することで、トレンドラインの描画も自由に行うことができます。トレンドラインの移動や削除もタップ操作で可能です。
iSPEEDのテクニカルチャートの活用方法
iSPEEDで見ることができるテクニカルチャートは、Webサイトやマーケットスピードに比べるとやや少なめです。しかしメジャーなテクニカルチャートは揃っているため、複雑な編集や設定を行う必要がなければ十分に活用することができます。
PCを立ち上げる時間がない時や、外出時にチャートが確認したい場合にiSPEEDのテクニカルチャートが役立ちます。
まとめ
ここまで、楽天証券のテクニカルチャートについて見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- Webサイトでは50種類以上のテクニカルチャートに対応している
- マーケットスピードではテクニカルチャートの編集も可能
- iSPEEDではトレンド系とオシレーター系の各種テクニカルチャートが利用可能
楽天証券で利用できるテクニカルチャートの数は多く、特にWebサイトで見ることができるテクニカルチャートは種類が豊富です。
マーケットスピードでも20種類以上のテクニカルチャートを利用することができ、必要に応じてチャートの期間などを編集できます。
iSPEEDはスマホ画面上でテクニカルチャートを確認できるため、外出時や多忙な時でもテクニカルチャートで相場の動きを予測することができます。
楽天証券のテクニカルチャートを活用して、投資商品の状態をうまく見極めることが投資の成功につながります。
当サイトおすすめネット証券
SBI証券は格安の手数料が特徴の最大手のネット証券です。
手数料が安いだけでなく豊富な取扱商品、充実したサービスも含めた総合力が魅力で、口座数、売買代金ともに圧倒的なネット証券No1です。
当サイトでもイチオシで、初心者からデイトレーダーや長期投資家などタイプを問わず、すべての投資家のパートナーになります。
楽天証券は安い手数料、豊富な取り扱い商品、充実したサービスで人気の大手証券会社です。
口座開設や取引で楽天スーパーポイントをためることもでき、わかりやすい取引サイトにも定評があります。
高機能ツールの「マーケットスピード」が簡単な条件で無料利用できる点も大きな魅力で、どんな人にもおすすめできる証券会社です。
マネックス証券は「今日の株価よりも10年後のあなたのために」を掲げ、ファンの多い長期投資向きのネット証券です。
株式手数料は100円からと小口の取引手数料は業界最安水準で、投資初心者に優しくなっています。
また、外国株式に強みがあり、手数料も安いので今後グローバルに投資をしたい方にもおすすめです。
IPO投資におすすめの証券会社
IPOは当選すれば高確率で値上がりが期待できる、超低リスクハイリターンの人気投資法です。
人気ゆえに激しい競争率がネックで、当選は難しいと考えている人もいますが、コツをつかめば当選確率は驚くほど上がります。
当サイトではIPOの当選確率を上げる方法やおすすめの証券会社を紹介していますので、IPO投資に興味がある人はぜひ参考にしてください。