いちよし証券のIPO抽選方法と入金が必要なタイミング
いちよし証券は中堅の証券会社で、証券会社としての知名度は高くありませんがIPOの取扱は多く、いわゆる「IPOの穴場」と言われる証券会社です。
幹事に入ることが多く、数は少ないですが主幹事を務めることもあります。
口座数は少なめですので当選確率が高く、IPO投資家にとってはぜひ口座を持っておきたい証券会社です。
いちよし証券のIPO抽選のしくみや申込方法、入金の方法などを見ていきたいと思います。
いちよし証券のIPO抽選方法
- 完全平等抽選
- 申込は1人1抽選権
いちよし証券の抽選は機械的に抽選を行う完全平等抽選で行われます。
1人1抽選権となり、資金量の少ない投資家も平等に抽選のチャンスがあります。
抽選に回った分に関しては、機械的に完全平等抽選が行われるので、どんな投資家にも平等にチャンスがあるのは非常に良いことです。
いちよし証券のIPO申込方法
- IPO申込はネット、電話申込
- 前受金不要
- 当選連絡も電話で来る
いちよし証券は以前はIPO申込は電話からの申込のみでしたが、2018年10月1日よりネットからもブックビルディングへ申込ができるようになりました。
また、従来通り電話からIPOに申し込みすることもできます。
IPO専用ダイヤル(0120-039-858)に電話することで申込ができます。
通常のいちよし証券のコールセンターの番号とは異なりますので、注意が必要です。
IPO専用ダイヤルの受付時間は平日の8:30〜17:00(土日祝を除く)となっていますので、平日の昼間に電話で申込する必要があります。
電話は結構混み合っていることが多いので、電話の集中する昼間を避けたり、ブックビルディングの最終日に電話をするのは避けて早めに電話で申込しておくのが賢明です。
公式サイトによると、15時以降が比較的つながりやすい時間とされていますので、なるべく空いている時間に電話をするのが良いでしょう。
前受金不要
電話がつながったら、名前と住所をオペレーターに告げて本人確認を行い、銘柄と価格、執行条件などを伝えて申込完了です。
銘柄名や銘柄コードがわからなくても、ブックビルディングの申込可能銘柄をオペレーターに聞くことができるので、事前に銘柄名やコードを控えておいたり、申込忘れをする心配もありません。
また前受金不要で申込可能なので、事前に資金を入金する必要はありません。
当選連絡も電話で来る
電話でブックビルディングの申込が完了すると、抽選後に当選者のみ電話で連絡があります。
ネット申込の場合も当選時に電話連絡があることは変わりません。
当選の電話が来るタイミングは、公開価格決定日の翌営業日の午前中に電話が来ますが、場合によっては午後にずれ込むケースもあるようです。
他の証券会社の抽選日の翌日に電話が来るという感じですね。
当選後は目論見書の確認をした上で、購入期間中に購入申込をするようアナウンスがされます。
購入申込期限までに申込がないとキャンセルとなります。
当選者の中でキャンセルが出た場合には、再配分を行って繰り上げ当選があります。
繰り上げ当選した場合にはいちよし証券から電話が来て、その日中の15時までに連絡が取れないと繰り上げ当選も無効となってしまいます。
いずれにせよ、いちよし証券に電話で申込した後には、当選または繰り上げ当選の電話が来るのを待つしかなく、当選した場合には指示に従って購入申込の手続きをする必要があります。
いちよし証券のIPO銘柄の確認方法
いちよし証券が取り扱うIPOの銘柄はネット上で確認することができます。
いちよし証券のネットサービスである「いちよしメンバーズクラブ」からは取扱IPO銘柄は確認できませんので、いちよし証券のWEBサイト上で確認する必要があります。
ブックビルディング期間が開始したらすぐに申込するようにしたいですね。
いちよし証券のIPO抽選配分
- 引受株数の10%を完全抽選
- 配分が50単元未満の場合は抽選を行わない
いちよし証券では、引き受けた株数の10%を一般抽選に回しています。
以前は15%の配分となっていましたが、IPO抽選ルールの変更が行われ、10%の配分へと変更になっています。
10%を抽選に回すのは、対面証券会社としては一般的な水準です。
ただ、大手証券会社と比べていちよし証券の口座数は少なく、約17万口座となっており、野村證券や大和証券、SBI証券と比べると20分の1から30分の1の口座数となっています。
抽選の競争率の面でも有利になりますので、大手証券会社より当選の期待は高いです。
いちよし証券のIPOで入金が必要なタイミング
- 前受金不要で抽選に参加できる
- 購入申込時に入金が必要
- 当選後のキャンセルはペナルティなし
いちよし証券は前受金不要で、BB申込時には資金を入金する必要なく抽選に参加することができます。
口座に入金しなくても抽選に参加できるのは、資金量の少ない投資家には嬉しいですし、いちよし証券が幹事入りした時には忘れずに参加したいですね。
他に前受金不要の証券会社には野村證券やSBIネオトレード証券があります。
上述した通り、いちよし証券ではネット・電話でIPOの申込をすることになり、抽選結果も電話でお知らせしてくれます。
当選したら、目論見書を確認の上、購入資金を入金して購入申込をする必要があります。
目論見書は基本郵送されますが、「いちよしメンバーズクラブ」に加入している人は目論見書を電子交付(ネット上で確認)することもできます。
当選をしても、電話に出れなかったり、購入申込をしないとキャンセル扱いとなってしまうので注意が必要です。
当選後のキャンセルにペナルティはありませんが、せっかくの当選権利を無駄にしてしまうので、必ず連絡が取れるようにして購入申込も忘れずにするようにしましょう。
いちよし証券の入金方法
- 銀行振込
いちよし証券に入金する方法は銀行振込のみとなっています。
銀行振込は利用者専用ではないため、振込の際に名前の後ろに口座番号を入力する必要があります。
口座番号を入力して振込すると、入金が確認しだい入金処理が完了しますが、口座番号を入れていない場合はフリーダイヤルでいちよし証券に連絡をする必要があります。
振込手数料は利用者負担となります。
入金方法は銀行振込しかなく、振込手数料は利用者負担ですので、いちよし証券を利用するなら振込手数料が無料になるネット銀行などを活用していきたいですね。
いちよし証券の出金方法
- 振込出金
いちよし証券では、登録金融機関への振込で出金を行うことができます。
証券会社としては珍しく、出金の際に手数料がかかりますので注意が必要です。
出金金額 | 手数料 |
---|---|
1,000円以上 | 216円 |
1,000円未満 | 108円 |
上述した通り、いちよし証券では前受金不要でIPO抽選に参加できますので、入金は当選してIPOの購入申込をする時だけですが、初値が公募割れした時に出金でも手数料が取られるのはダメージが大きいですね。。
例外として以下の銀行、支店であれば、出金手数料はいちよし証券負担となり、手数料無料で出金することができます。
- ゆうちょ銀行総合口座
- 三菱UFJ銀行 日本橋中央支店
- 三井住友銀行 東京中央支店
- りそな銀行 日本橋支店
IPOの穴場でぜひ口座を持っておきたい証券会社
いちよし証券は幹事数が多く、主幹事も年間1,2社あるため、IPO投資を本気でするなら持っておきたい証券会社です。
口座数が少なくライバルが少ないので、IPOの穴場的な証券会社といえます。
IPO投資家の中では「スーパーサブ」的な証券会社として愛されており、当選実績の多いSMBC日興証券、大和証券、SBI証券や、抽選の競争は激しいですが主幹事案件の多い野村證券などと合わせて、IPOを本気で狙うなら口座を作っておきましょう。
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