One Tap BUY(ワンタップバイ)での配当金や株主優待
One Tap BUYは少し一般の証券会社と扱いが異なり、市場取引ではなく会社が購入した株式を顧客が購入するしくみです。
配当金や株主優待の扱いがどうなるか、気になっているかたも多数います。
原則通常の株式取引と同じように権利がありますが、保有金額などによって変化がある点に注意が必要です。
ここではOne Tap BUYの配当金や株主優待の扱いや、配当金の確認方法についてまとめました。
One Tap BUY(ワンタップバイ)で配当金や株主優待をもらうことはできる?
One Tap BUYでの配当金の扱い
One Tap BUYで株式を購入した場合、配当金の対象です。
権利付最終日までに株式を保有している場合、配当金を受け取ることができます。
米国株、日本株どちらも配当金が出ている場合、受取が可能です。どちらも株式数比例配分方式での分配です。
取引口座内で配当金を受け取るシステムで、One Tap BUYの口座内に現金が振り込まれる形です。
通常配当金の受取方法は会社によって変えることができますが、One Tap BUYでは株式数比例配分方式のみ選択できます。
他社で株式数比例配分方式以外の受取方法を選択している場合、配当金の受取方法の変更が必要です。
配当金の受取時期は株式によっても異なります。米国株は四半期ごとの配当金が出るケースが多く、受取時期は権利付最終日から約1か月です。
日本株は年に1回から2回、配当金が出ます。決算期末の3か月から4か月後に配当金が受取できます。
One Tap BUYでの株主優待の扱い
One Tap BUYでは株主優待ももらうことができます。
しかし株主の条件を満たしていない場合は株主優待の対象外です。
One Tap BUYでは1,000円単位で株を購入できますが、株主優待は単元株以上になった段階で受取が可能です。
また単元株以上であっても優待対象の株数に達していない場合は受取ができません。
株主優待の受取に必要な株数は企業ごとに異なるため、企業の公式サイトなどで確認しておきましょう。
単元未満株や端株の場合、One Tap BUYが株主優待の権利を取得します。
One Tap BUYで取得した株主優待はキャンペーン、抽選などで顧客還元を行う場合や寄付などの社会還元が行われる予定です。
米国株は株主優待制度が設けられていないため、株主優待を受けることができる株式は日本株に限られます。
その他の権利はどうなる?
One Tap BUYでは米国株の場合、すべて会社名義で保管されます。
しかし日本株は1株以上になった時点で顧客名義に切り替わり、ほふりへ登録されるしくみです。
単元株以上になると株主優待の権利や株主総会での議決権の行使も可能です。
米国株は株主優待や議決権はありませんが配当金の受取ができるため、株主の権利が欲しいかたにOne Tap BUYはおすすめです。
配当金や株主優待は他社の単元未満株取引でも取得できる
One Tap BUYのように少額から取引できる単元未満株取引は、主要なネット証券でも取り扱われています。
証券会社の単元未満株取引は取扱数も多く、有名企業以外の株主優待や配当金を受け取りたいかたに向いています。
One Tap BUYは取引できる株式が限られるため、株主優待目的の場合は自分の欲しい株主優待を企業が実施しているか確認しておきましょう。
たとえば東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドでは、ディズニーランドのチケットなどが取得できます。
One Tap BUY(ワンタップバイ)でもらった配当金を確認する方法
One Tap BUYではアプリで配当金の確認ができる
One Tap BUYでは日本株と米国株アプリで配当金の確認ができます。
取引履歴に株の売買だけでなく配当金の履歴も記載されるため、配当金が入った場合はすぐに確認が可能です。
また電子交付書類の画面でも、配当金の報告があります。
配当金が入る株式を持っている場合は、配当金交付時期にチェックしておきましょう。
米国株の権利付最終日はOne Tap BUYで通知がある
米国株の配当金は年4回実施している企業が多く、権利付最終買付日までに株を購入しているかたのみが対象です。
年に何度も権利付最終日があるため最初は慣れませんが、One Tap BUYでも通知があるため安心です。
権利付最終買付日までに株を購入すると、1か月以内に配当金が入ります。
少し時間はかかりますが、配当金が入金される時期に確認してみましょう。
特定口座年間取引報告書で確認をする
配当金が入金される都度確認を行うことは手間がかかります。
また取引履歴が多いかたは売買の履歴に埋もれて、配当金の入金が見づらくなることもあります。
One Tap BUYは特定口座に分類され、毎年特定口座年間取引報告書が電子交付されます。
株の売買状況や配当金の受取状況などがまとめて確認できるため便利です。
他社の場合電子交付された特定口座年間取引報告書は確定申告に利用できませんが、One Tap BUYは電子交付のみ取り扱っています。
確定申告に利用する場合は、電子交付の報告書を利用するよう説明されています。
源泉徴収ありのため一般的には確定申告不要ですが、損失控除や他に確定申告を行う予定があるかたはスマホまたはPCで電子交付書類を確認しておきましょう。
確定申告だけでなく、年間の取引をまとめて確認したいかたに最適です。
One Tap BUYでは証券口座入金のみ取り扱っている
米国株の配当金受取方法はどの証券会社でも変更できませんが、日本株の配当金受取方法は通常3種類から選択できます。
One Tap BUYは配当金受取方法が証券口座入金に限定されているため、配当金の入金はアプリや取引サイトの履歴での確認のみです。
他社の場合銀行口座や郵便局受取が選択できますが、One Tap BUYの口座開設を行った時点ですべての証券会社の配当金受取方法を証券口座受取に変更する必要があります。
証券口座受取を選択した場合、会社ごとの設定ができません。
一つの銀行口座でまとめて配当金を受け取りたいかたは、One Tap BUYだけでなく他社でも配当金受取方法が制限される点に注意しましょう。
まとめ
ここまでOne Tap BUYの配当金や株主優待について見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- One Tap BUYでは配当金が受取できる
- 単元株以上の場合は株主優待も対象
- 配当金の確認はアプリや年間取引報告書で可能
One Tap BUYは配当金や株主優待ももらえるため、本格的に株の売買を楽しみたいかたに向いています。
しかし配当金の受取方法は限定され、証券口座受取に限られるため注意しましょう。
株主優待の権利も、単元株以上保有しているかたのみ対象です。
配当金は取引履歴や電子交付書類、年間取引報告書などで確認ができます。
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