auカブコム証券の相続手続きの方法と注意点

最終更新日: 2021年4月3日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

auカブコム証券の相続手続きの方法と注意点

証券口座を開設しているかたが亡くなり、相続人がその口座の株式などを相続する場合、証券会社に対する相続手続きが必要です。相続手続きの方法やサポート体制は、証券会社によって異なります。

この記事では、auカブコム証券の口座を保有しているかたが亡くなった場合に、相続人が行う相続手続きの方法、流れ、相続手続きをする際の注意点について紹介します。


auカブコム証券の相続手続きの方法、流れ

auカブコム証券の相続手続きの方法、流れ

auカブコム証券の口座を保有しているかた(以下「被相続人」)が亡くなった場合、相続手続きとしてauカブコム証券に対し電話連絡をした後、書類でのやり取りを複数回行います。

被相続人が亡くなった場合、最初にauカブコム証券のお客様サポートセンターに電話連絡しましょう。固定電話からフリーダイヤルでかける場合の電話番号は0120-390-390、携帯電話から有料でかける場合は03-6688-8888です。

お客様サポートセンターへの電話は、上記二つの電話番号ともに、平日8時~17時にかけることができます。

電話連絡で被相続人の口座残高を相続人に移管することを告げると、auカブコム証券から「口座開設者死亡届出書兼口座抹消届出書」と「相続手続きの流れ」が相続人代表予定者宛に郵送されます。相続手続きの流れには、相続手続きの手順が詳しく記載されています。

相続手続きの流れの手順に従い、口座開設者死亡届出書兼口座抹消届出書に必要事項を記載、押印し、必要書類を添付して返送します。必要書類は、被相続人の戸籍謄本、相続人全員を確認できる戸籍謄本、相続人代表予定者の印鑑証明です。

返送後、auカブコム証券による相続書類の審査が行われます。記載事項の誤りや書類の不備があった場合、再提出を求められます。

記載事項などに問題がない場合は、相続人代表予定者宛に「残高証明書」「委任状兼移管依頼書」が送付されます。相続人がauカブコム証券の口座を持っていない場合、同封の口座開設申込書で口座開設を行うことができます。

委任状兼移管依頼書をauカブコム証券に返送することにより、相続最終手続きが終わります。委任状兼移管依頼書には、相続人全員の記入、捺印、印鑑証明が必要です。相続人が多数いる場合は、早めに確認をとりましょう。

相続最終確認が終わると、auカブコム証券の被相続人口座から相続人口座に移管が行われます。相続の手続きが完了すると、相続手続き完了通知が郵送されます。Webサイトにログインし、口座残高を確認しましょう。


auカブコム証券で相続手続きをする際の注意点

auカブコム証券で相続手続きをする際の注意

auカブコム証券における相続関連の全ての手続きは、郵送で行う必要があります。最低2回、郵送によるやり取りが必要となるため、相続手続きが完了するまで3週間程度を要します。

書類の記載内容に不備があるなどの理由で、郵送のやり取りが3回以上になる場合や、3週間を超える期間がかかることがあります。郵送前に、書類の内容に間違いがないことや添付書類を確認しましょう。

全ての添付書類は、発行から6か月以内の原本に限られます。近年では、市町村役場だけでなく、コンビニで戸籍謄本などを受け取ることも可能なため、賢く利用しましょう。

戸籍を作り変えた際、戸籍法の改正により「改製原戸籍謄本」が発行されます。戸籍を作り変える前にその戸籍から除籍したかたがいる場合は、改製原戸籍謄本および直近の戸籍謄本の両方を提出する必要があります。

複数人で口座残高を分割相続する場合、「遺産分割協議書」の提出が必要です。auカブコム証券が指定する書式や形式はありませんが、法定相続人全員の署名捺印の上、相続財産の分割方法や、どの相続人がどの財産を相続するかなどの細かい取り決めを記載します。

被相続人の特定口座年間取引報告書は、相続手続き完了の翌月に被相続人名義で郵送されます。相続手続きが完了する前に受け取ることはできません。

被相続人の保有する株式を、auカブコム証券から直接現金で受け取ることはできません。相続人の口座に移管した後、売却するなどの方法で現金化しましょう。

被相続人がNISA口座を保有していた場合、被相続人のNISA口座内の保有株式を相続人のNISA口座に移管することはできません。相続発生日の時価にもとづき、相続人の一般口座または特定口座に移管されます。

auカブコム証券の特定口座から他のネット証券に移管したい場合は、「相続上場株式等(贈与・相続・遺贈)移管依頼書」および「贈与契約書」の提出が必要です。

「相続上場株式等(贈与・相続・遺贈)移管依頼書」には、振替先の口座情報、振替指示日、相続者の名前、移管する株式銘柄などを記載します。

贈与契約書は、自作する必要があります。贈与者から受贈者への贈与契約を締結した旨の文言、契約締結日、移管する株式の銘柄と株数、名前と住所を贈与者・受贈者ともに自筆し捺印しましょう。


カブコムマスターズ倶楽部

カブコムマスターズ倶楽部

相続手続きに不安があるかたは、「カブコムマスターズ倶楽部」に加入するのがおすすめです。自分自身や両親の相続・遺言・資産継承に関して、三菱UFJ信託銀行の財務コンサルタントから個別相談などのサポートが受けられます。

カブコムマスターズ倶楽部に加入する条件は、auカブコム証券の口座に預けている資産総額が1,000万円以上ある50歳以上のかたです。その他にも、auカブコム証券が選定するかたが対象になることもあります。

前月末時点でカブコムマスターズ倶楽部への入会条件を満たすかたは、auカブコム証券のWebサイトに「入会申し込みボタン」が表示されます。

カブコムマスターズ倶楽部の入会金、会費は無料です。ただし、業務内容により三菱UFJ信託銀行への報酬や、利用手数料などの経費が発生する場合があります。


まとめ

まとめ

auカブコム証券の口座を保有しているかたが亡くなった場合に、相続人が行う相続手続きの方法、流れ、相続手続きをする際の注意点について説明しました。

まとめると以下のとおりです。

  • auカブコム証券のお客様サポートセンターに電話連絡した後、最低2回郵送でのやり取りを行う必要がある
  • 相続手続きが完了するまで3週間程度の期間を要する
  • カブコムマスターズ倶楽部に入会することで、相続に関する相談を受けることができる

auカブコム証券の口座をもつかたが亡くなると、亡くなったかたの相続人が口座の株式などを受け取ることができます。お客様サポートセンターに電話した後に郵送される書類を最低2回返送することが必要です。

分割相続する場合やNISA口座を相続する場合、auカブコム証券以外の口座に移管する場合などには、別途相続手続きが必要となります。資産総額が1,000万円以上ある50歳以上のかたは、カブコムマスターズ倶楽部に加入することにより、相続に関する相談を受けることができます。

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