マネックス証券のトレードステーションの主な特徴と取引可能な商品、利用料金、無料利用条件
マネックス証券では口座開設の方法によって、通常のトレードツールではなくプロ仕様の専用取引ツールの利用が可能です。
米国で人気の高いトレードステーションは、専用口座の開設で利用できます。
マネックストレード以外のトレードツールを利用してみたいかたは、トレードステーションの口座開設がおすすめです。
手数料形態が通常のWebサイト取引と異なるため、内容を確認した上で申込を行いましょう。
試しに利用してみたい場合は体験版も用意されています。
トレードステーションの主な特徴と取引可能な商品
マネックス証券のトレードステーションとは
マネックス証券では日本株取引に利用できるトレードステーションPC版とスマートフォン版、米国株取引に利用できるトレードステーション米国株が提供されています。
PCでトレードステーションを利用するには、トレードステーション用口座の開設が必要です。
解約の場合にはサポートダイヤルへ連絡を行います。一般のアプリやソフトと異なりアンインストール以外にも処理が必要です。
トレードステーションはTradeStation社が開発しており、米国で高評価を受けているツールです。
米国の金融紙バロンズでは2011年から8年間連続して最高評価を得ている信頼できるツールです。
主にアクティブトレーダーから高い支持を受けています。
デイトレードやシステムトレードに適したツールでもあり、多くの投資家が利用しています。
機能性が高く、取引スタイルにかかわらず使いやすいことが特徴です。
通常のトレードツールで満足できないかたも、トレードステーションなら利用したい機能が見つかるケースがあります。
トレードステーションで取引可能な商品
PC版トレードステーション、スマートフォン版トレードステーションは国内株式に対応しています。
現物取引では東証1部、2部、名証、福証、札証上場の商品やETF、ETN、REIT、ベンチャーファンドの取引が可能です。
新株予約権証券の取引もできます。
一部非対応の銘柄もあり、ほふりで取り扱われていない銘柄やTOKYO PRO Marketに上場されている銘柄、貴金属、特定商品関連のETFは取引できません。
ワン株は売りのみ利用でき、注文には対応していません。
信用取引の場合は信用取引で利用できる銘柄の大半が取り扱われていますが、福証、札証上場銘柄やほふり非対応銘柄、新株予約権証券、優先株式、TOKYO PRO Market上場銘柄の取引はできません。
トレードステーション米国株は、米国株の取引に特化したアプリです。
PC版トレードステーションの主な特徴と機能
PCで利用できるトレードステーションは、PCにインストールして利用します。
ミニマム利用ユーザー、スタンダードユーザー、パワーユーザーと取引スタイルによって必要な動作環境が異なるため注意が必要です。
個別に推奨の動作環境を知りたい場合は、マネックス証券のトレードステーション紹介サイトで公開されています。
頻繁に取引を行うかたは4GB以上のメモリやSSD環境または7200PRMドライブ1GB以上の空き容量など、PC環境に余裕が必要です。
機能に関しても2,000銘柄を一括登録できるレーダースクリーンやワンクリック注文が可能なマトリックス、100種類以上の指標描画に対応するチャート機能など豊富です。
一般のトレードツールに比べて機能が多いですが、サポート体制も整っており安心です。
公式サイトでもマニュアルが公開され、動画でも操作方法がが分かります。
問い合わせフォームやSNS対応も可能で、顧客同士で疑問を解決できるトレステフォーラムも利用できます。
通話料無料で電話サポートにも対応しており、投資初心者のかたやトレードツールを使い慣れるまでの間安心して利用ができます。
スマートフォン版トレードステーションの主な特徴と機能
スマートフォン版のツールはAndroid、iOS両方に対応しています。
PC版と同様にテクニカル分析やチャート機能の利用が可能で、レーダースクリーンや検索機能も充実しています。
スマートフォン版のレーダースクリーンはPCよりも銘柄登録が簡易で、お気に入り銘柄を一つのリストに30銘柄登録できます。
PC版に比べて直感的に操作できるように工夫され、市場状況やニュースなど様々な情報が一度に確認できることも特徴です。
発注から口座の状況確認などもスマートフォンで手軽にできます。
キャンペーンが不定期で開催されている
マネックス証券のトレードステーションでは、新規登録者、既登録者向けのキャンペーンが不定期で開催されています。
たとえば2018年6月18日から2018年6月29日までに自動売買を5回以上行ったかた対象のシストレ応援キャンペーンでは、7月3日から7月20日の取引手数料が無料となります。
その他にも信用取引応援キャンペーンや、豪華プレゼントキャンペーンなど豊富なキャンペーンを行っていることが特徴です。
トレードツールを利用するだけで参加できるため、マネックス証券でトレードツールを検討している場合はトレードステーションがおすすめです。
トレードステーションとマネックストレーダーの違いや注意点
マネックス証券でトレードステーションを利用する場合、マネックストレーダーが利用できなくなります。
またトレードステーションではIPO、PO、立会外分売取引の利用ができません。
トレードステーションを契約した場合はマネックストレーダーなどの無料ツールが利用できなくなるため、どちらを利用したいか検討の上申込を行いましょう。
スマートフォンツールには制限がないため、複数のアプリを同時利用可能です。
マネックストレーダーはマネックス証券のオリジナルツールで、トレードステーションは世界でも有名な会社が開発しているツールです。
一度スマートフォン版などを利用してみてどちらの使い勝手が良いか確認を行うこともおすすめです。
なお、トレードステーションは体験版も用意されています。
サポートダイヤルに連絡すると体験版の利用が可能です。1か月間利用テストができます。
トレードステーションの利用料、無料利用条件
トレードステーションの利用料とは
マネックス証券ではトレードステーション口座を無料で開設、維持できます。口座開設やツール利用のみで発生する料金は特にありません。
PC版もスマートフォン版も同様です。しかしトレードステーションには独自の手数料が設定されており、一般的なマネックス証券の手数料形態とは異なります。
マネックス証券のWebサイトとトレードステーションどちらを利用すると手数料がお得になるかは、取引スタイルによって異なります。
マネックス証券取引手数料とトレードステーション取引手数料の比較
トレードステーションでは3種類の一日定額コースを設けています。
ミニプランは10万円ごとに税込55円、ノーマルプランは100万円ごとに税込440円、ラージプランは1,000万円ごとに税込3,575円です。
初期設定はノーマルプランで、変更はWebサイトから可能です。ラージプランは信用取引口座開設者限定のプランのため、該当者のみ利用可能です。
約定金額は現物取引と信用取引を合計したもので、取引がない日は手数料が発生しません。
トレードステーションでは新規口座開設者向けにデビュー応援プログラムを提供しています。最大で取引手数料が3か月無料になるお得なキャンペーンです。
初回の口座開設時に限り、口座開設の翌営業日から翌々月末まで取引手数料がかかりません。
対してマネックス証券の手数料形態は取引毎手数料コースと一日定額コースが設定されています。
取引毎手数料コースは現物取引が100円から、信用取引は95円からです。一日定額コースは2,500円からのため、少額取引や一日の約定回数が多い場合はトレードステーションの手数料がお得です。
しかしマネックス証券には日計り取引や月間30万円以上手数料がかかった場合に半額分の手数料をポイント還元するシステムもあり、利用状況によっては取引コストの差はありません。
トレードステーションを利用するには専用口座を開設する必要もありますが、デイトレードなどアクティブに取引を行うかたの場合は、トレードステーションがコスト面でもおすすめです。
トレードステーションの無料条件
トレードステーションではツール利用料が無料のため、特別な無料条件は設定されていません。
しかしキャンペーンなどで取引手数料が無料になるケースは多いため、キャンペーン開催中は該当の条件をクリアすると一定期間取引手数料が無料です。
キャンペーンの内容は時期によって異なるため、公式サイトで公開される情報を確認しておきましょう。
また信用取引を行っているかたの場合、条件を満たすと一定期間取引手数料が無料です。
各週営業日の信用取引新規建の平均約定金額が5,000万円以上、または各週営業日の未決済信用残高の平均が5,000万円を満たしたかたは、翌週の第2営業日から翌々週第1営業日まで手数料がかかりません。
トレードステーションと他社の手数料比較
トレードステーションはラージプランが一番お得に設定されています。
たとえば1,000万円まで取引する場合、一日に何度取引を行っても税込3,575円で利用できます。
マネックス証券の一日定額コースは約定金額300万円ごとに税込2,750円がかかるため、1,000万円の取引にかかる手数料は税込11,000円です。
SBI証券の場合200万円まで税込1,278円で100万円増加ごとに税込440円が追加されるため1,000万円の取引にかかる手数料は税込4,798円です。
楽天証券では300万円まで税込3,300円ですが、100万円ごとに税込1,100円が追加されるためマネックス証券と同じ11,000円です。
高額取引や一日の手数料が多くなるほど、トレードステーションの手数料設定は有利です。
また少額取引の場合でも10万円まで税込55円と格安手数料を設定しています。
SBI証券や楽天証券の一日定額コースは10万円までの取引手数料が無料に設定されていますが、取引毎の手数料形態を採用している証券会社に比べるとトレードステーションはコスト面で優秀です。
まとめ
ここまでマネックス証券のトレードステーションについて見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- マネックス証券のトレードステーションは専用口座の開設で利用可能
- スマートフォン版や米国株取引アプリも存在する
- トレードステーションを使う場合はマネックストレーダーの利用ができない
トレードステーションはマネックス証券ではなく外部の会社が提供するトレードツールで、利用には専用口座の開設が必要です。
トレードステーションも通常のマネックス証券口座で利用するマネックストレーダーもPCインストール型のソフトで、どちらかの利用に限定されます。
現在マネックストレーダーを利用していて満足しているかたは、トレードステーションを契約するとマネックストレーダーが利用できなくなるため注意が必要です。
トレードステーションでは国内株式の取引が可能です。米国株専用の取引アプリはトレードステーションの契約をしていないかたでも利用できますが、国内株式を取引する専用ツールの利用は事前申込が必要です。
利用料は特に設定されていませんが、手数料形態が一般のマネックス証券での取引と異なります。
デイトレーダーや大口取引を行うかたは、手数料が安く設定されているためおすすめです。
1日10万円未満の取引ではSBI証券や楽天証券が無料で利用できるため、コストを重視する場合は他社の利用も検討しましょう。
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