auカブコム証券と楽天証券の手数料、取扱商品を比較
人気ネット証券であるauカブコム証券と楽天証券は、どちらの口座にしようか迷っている人も多いと思います。ネット証券は手数料体系が複雑になっていますし、取扱商品やサービスが豊富なのは嬉しいですが、その分どちらの証券会社が良いかなかなかわかりづらいですよね。
どちらも良い証券会社ですが、それぞれのサービスには特徴がありますので、本ページではauカブコム証券と楽天証券の手数料やサービスの比較をしていきたいと思います。
手数料の比較
まずは最も重要な手数料の比較です。以前だとauカブコム証券の手数料はSBI証券や楽天証券など手数料が安いネット証券より高いイメージがありました。
しかし、auカブコム証券は2015年11月に手数料の引き下げを行っており、かなり安い手数料となっています。
1取引ごとの手数料体系を比較すると以下のようになっています。
■auカブコム証券と楽天証券の手数料比較(税別)
取引金額 | auカブコム証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
10万円 | 90円 | 90円 |
20万円 | 180円 | 105円 |
50万円 | 250円 | 250円 |
100万円 | 990円 | 487円 |
1,000万円 | 3,690円 | 921円 |
約定金額50万円以下であれば楽天証券、約定金額50万円超の場合も楽天証券の方が手数料が安くなります。取引金額に関わらず楽天証券を選ぶと良いでしょう。
ただし、上記は基本の手数料体系となっており、両社ともに条件を満たすと手数料の割引を受けられる割引制度もありますので、人によってさらに安い手数料で取引することができます。
また楽天証券はデイトレーダー向けの1日定額手数料体系を用意しており、1日に何度も取引をする人は楽天証券を選択すると手数料が安くなります。
取扱商品の比較
続いて取扱商品の比較です。auカブコム証券と楽天証券の商品取扱状況は以下のようになっています。
■auカブコム証券と楽天証券の取扱商品比較
商品 | auカブコム証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
現物取引 | ○ | ○ |
制度信用 | ○ | ○ |
一般信用 | ○ | ○ |
一般信用(売り) | ○ | × |
IPO | ○ | ○ |
立会外分売 | × | ○ |
単元未満株 | ○ | × |
投資信託 | ○ | ○ |
債券 | ○ | ○ |
外国株 | × | ○ |
FX | ○ | ○ |
先物OP | ○ | ○ |
ワラント | × | ○ |
金 | × | ○ |
楽天証券の取扱がないのは単元未満株のみですが、auカブコム証券は立会外分売、外国株取引、ワラント、金の取扱がありません。
取扱の有無だけを比較すると楽天証券の方が豊富になりますが、IPOの取扱はMUFJグループのauカブコム証券の方が多く配分がありますので、IPO狙いの投資家にとってはauカブコム証券の方がおすすめです。
また投資信託の積立についてもカブコムにはワンコイン積立という500円から積立ができるサービスがあります。楽天証券の投信積立は1,000円からですので、カブコムの方がより少額から投資できます。
さらに一般信用の売りができるのもauカブコム証券の大きな魅力で、株主優待のタダ取りや価格変動リスクを抑えたい時などに利用するクロス取引をしやすくなっています。株主優待投資家はauカブコム証券を利用している人が多いでしょう。
一概にどちらが良いとはいえませんので、幅広に投資したい人や投資したい商品が固まっていない人は楽天証券がおすすめで、IPOや投信積立など投資したい商品がある程度固まっている人はauカブコム証券もおすすめです。
auカブコム証券の口座開設(無料)
楽天証券の口座開設(無料)
投資情報の比較
投資情報を単純に比較するのは難しいですが、auカブコム証券の投資情報は有名なアナリストを複数抱え、独自の銘柄レポートや週次の市況レポートなどを提供しています。
楽天証券は口座開設することで日経テレコンが無料で利用できる唯一の主要ネット証券です。日経テレコンは日経新聞の記事も読むことができますし、普通に契約すると月8,000円ほどするサービスです。
投資情報はどちらが良いかを比較することはできませんが、どちらも無料の口座開設をすれば見ることができますので、両方口座開設しておけば無料ですべての証券会社が提供する投資情報を得ることができます。
auカブコム証券の口座開設(無料)
楽天証券の口座開設(無料)
まとめ
auカブコム証券と楽天証券の手数料やサービスを比較してきました。
どちらもサービスが充実しており、高機能なトレーディングツールを利用できますが、手数料重視の人は楽天証券、自動売買などのサービス重視の人はauカブコム証券を選択すると良いでしょう。
取扱商品は楽天証券の方が豊富ですが、一部カブコムの方が充実しているものもありますので、自分が取引したい商品をもとに選ぶと良いです。両社ともに甲乙つけがたい良い証券会社ですね。
ただしネット証券は複数口座を作り、目的によって使いわけたりIPOの当選確率を上げるのがネット投資家の定石です。当サイトとしても複数の証券口座を開設することをおすすめしています。
両社は口座開設料、管理料は無料ですし、資金移動も簡単にできますので、口座開設の手間を考えるとやる気のある時に複数の口座を開設しておくのがおすすめです。
当サイトおすすめネット証券
SBI証券は格安の手数料が特徴の最大手のネット証券です。
手数料が安いだけでなく豊富な取扱商品、充実したサービスも含めた総合力が魅力で、口座数、売買代金ともに圧倒的なネット証券No1です。
当サイトでもイチオシで、初心者からデイトレーダーや長期投資家などタイプを問わず、すべての投資家のパートナーになります。
楽天証券は安い手数料、豊富な取り扱い商品、充実したサービスで人気の大手証券会社です。
口座開設や取引で楽天スーパーポイントをためることもでき、わかりやすい取引サイトにも定評があります。
高機能ツールの「マーケットスピード」が簡単な条件で無料利用できる点も大きな魅力で、どんな人にもおすすめできる証券会社です。
マネックス証券は「今日の株価よりも10年後のあなたのために」を掲げ、ファンの多い長期投資向きのネット証券です。
株式手数料は100円からと小口の取引手数料は業界最安水準で、投資初心者に優しくなっています。
また、外国株式に強みがあり、手数料も安いので今後グローバルに投資をしたい方にもおすすめです。
IPO投資におすすめの証券会社
IPOは当選すれば高確率で値上がりが期待できる、超低リスクハイリターンの人気投資法です。
人気ゆえに激しい競争率がネックで、当選は難しいと考えている人もいますが、コツをつかめば当選確率は驚くほど上がります。
当サイトではIPOの当選確率を上げる方法やおすすめの証券会社を紹介していますので、IPO投資に興味がある人はぜひ参考にしてください。